「Looopでんきに切り替えたら、アプリやサイトに『でんき予報』という画面があるけれど、色分けやグラフをどう読めばいいのかわからない」「でんき注意報が出たら何をすればいいの?」――市場連動型の電気料金に切り替えた方の多くが、最初にここでつまずきます。
先に結論をお伝えすると、ループ電気でんき予報は30分ごとの電源料金単価(1kWhあたりの電気の仕入れ値のようなもの)を「昨日・本日・明日」で見比べる画面です。安い時間帯は「でんき日和」、高い時間帯は「でんき注意報」、市場価格が跳ね上がった時間帯は「でんき警報」として表示されます。毎日すべてを見る必要はなく、「明日の注意報・警報の時間だけ避ける」という使い方をするだけでも、電気代のブレを抑えやすくなります。
この記事では、3つの区分が決まる基準、単価が毎日変わる理由(JEPXスポット市場の仕組み)、画面の見方とアプリ通知の使い方、家事スケジュールへの落とし込み方、東京電力の「でんき予報」との違い、そして高騰時に料金を守る上限単価や2026年11月の改定まで、公式情報をもとに順番に整理します。
・でんき日和/でんき注意報/でんき警報が決まる公式の判定基準
・30分単価のグラフと時間別単価表の読み方、アプリ通知の活用法
・東京電力の「でんき予報」とLooopでんきの「でんき予報」の違い
・上限単価128.00円/kWhや2026年11月の託送料金改定など、料金を守る仕組み
ループ電気でんき予報とは?30分ごとの単価が一目でわかる仕組み

でんき予報は「料金」ではなく「電源料金単価」を見る画面
まず押さえたいのは、でんき予報に表示されている数字は電気代の総額ではなく、30分ごとの電源料金単価(円/kWh・税込)だという点です。公式ページにも「30分毎の電源料金単価を確認することができます。」と書かれています。
なぜ単価だけなのかというと、LooopでんきのスマートタイムONEは市場連動型プランで、電気の仕入れ値にあたる電源料金が30分ごとに変わるからです。請求額はこの単価に使った電力量を掛けたものに、サービス料や制度対応費(基本料金にあたる部分)などが加わって決まります。でんき予報はそのうち「変動する部分」だけを切り出して見せてくれる計器のようなものです。
確認するときは、Looopでんき公式の「でんき予報」ページを開き、ご自身のエリアを選んでグラフを見ます。グラフの縦軸が単価、横軸が時刻です。
よくある誤解は、グラフの数字をそのまま「今の電気代」と思い込むことです。表示単価には基本料金や料金総額が含まれず、公式ページには「燃料費等調整額は加算されません。」とも明記されています。請求書と見比べて「計算が合わない」と悩む前に、表示範囲が電源料金単価だけであることを覚えておきましょう。
30分ごとに単価が変わるから「1日48コマ」で考える
でんき予報のグラフは30分刻みです。1日を30分単位で区切ると48の時間帯になり、これを「コマ」と呼びます。でんき日和や注意報の判定も、このコマ単位で行われます。
30分刻みになっている理由は、電気の卸売市場であるJEPX(日本卸電力取引所)のスポット市場が「一日を30分単位に区切った48商品」で取引しているからです。Looopでんきの単価はこの市場価格を基準にしているため、表示も市場と同じ刻みになります。
実際に見るときは、グラフ全体の山と谷をざっくりつかんでから、気になる時間帯だけ時間別単価表で数字を確認する流れがおすすめです。たとえば「夕方の山がどのくらい高いか」「昼間に谷があるか」を最初に見ると、その日の傾向がつかめます。
注意したいのは、1コマが30分しかないことです。「19時台は安い」と思っていても、19時と19時30分のコマで色が違う日もあります。洗濯乾燥機のように1回の運転が1時間を超える家電は、複数のコマにまたがる前提で、前後のコマもあわせて確認しましょう。
「昨日・本日・明日」の切り替えと時間別単価表
でんき予報では「昨日」「本日」「明日」を切り替えてグラフを表示でき、30分ごとの時間別単価表も確認できます。予定を立てるなら「明日」、使い方を振り返るなら「昨日」を見るのが基本です。
明日分が見られるのは、翌日のスポット市場の取引結果が前日のうちに出るためです。取得した公式ページの記載では、明日分は毎日16時頃に更新されます。つまり夕方以降に見れば、翌日の48コマ分の単価がそろっている状態です。
使い方の例としては、夕食後にスマホで「明日」に切り替え、注意報や警報の色がついたコマがないかをチェックします。あれば、その時間帯に予定していた洗濯や食洗機の運転を前後にずらす、という流れです。「昨日」は、電気代が高めだった日の原因を探すときに役立ちます。
よくある失敗は、昼のうちに「明日」を開いて「データがない」「前日と同じに見える」と勘違いすることです。更新は16時頃なので、それより前に見ても翌日の判断材料にはなりません。また、表示は小数点第2位までのため「実際の30分毎の電源料金とは差異が生じる場合があります」と公式に書かれており、1円未満の細かな差にこだわる必要はありません。
| 表示する数字 | 電源料金単価(円/kWh・税込)。料金総額や基本料金は含まない |
| 更新間隔 | 30分ごとに単価が変動し、表示も30分ごと |
| 表示区分 | でんき日和・でんき注意報・でんき警報の3種類 |
| 表示の切替 | 「昨日」「本日」「明日」+30分ごとの時間別単価表 |
| 明日分の更新 | 毎日16時頃 |
| 備考 | 燃料費等調整額は加算されない。単価はエリアごとのJEPXエリアプライス(沖縄はシステムプライス)に損失率の割り戻しを行った値 |
単価に含まれるもの・含まれないもの
表示単価は「エリアごとのJEPXエリアプライス(沖縄はシステムプライス)に損失率の割り戻しを行った値」で、税込表記です。ここに含まれないのが、サービス料と制度対応費です。
損失率の割り戻しとは、発電所から家庭に届くまでに送電線で電気の一部が失われる分を上乗せする補正のことです。市場で買った電気がすべて家まで届くわけではないため、届いた1kWhあたりに換算し直しています。そのため、JEPXのサイトで見る市場価格と、でんき予報の単価は少しずれます。
請求額をイメージしたいときは、公式のお知らせに記載されたサービス料(全エリア5.50円/kWh)を、でんき予報の単価とは別にかかるものとして頭に入れておくとわかりやすくなります。さらに、制度対応費は直近12か月の使用実績に基づく実量制契約が採用されています。
見落としがちなのは、「でんき日和の時間に使えば電気代が単価分だけになる」と考えてしまうことです。サービス料は時間帯に関係なくかかるため、安いコマに寄せて下げられるのは電源料金の部分だけです。期待値を正しく持っておくと、「思ったほど下がらない」とがっかりせずに済みます。
でんき予報の単価には、サービス料(全エリア5.50円/kWh)や制度対応費、燃料費等調整額は含まれません。グラフの数字に使用量を掛けても請求額とは一致しないため、「請求が多すぎる」と判断する前に請求書の内訳と見比べましょう。
「でんき日和」「注意報」「警報」は何を基準に決まるのか
でんき日和は「過去平均より5円以上安い時間」のうち上位10コマ
でんき日和は、平日であれば「当日を除く過去5日間のJEPX平均値より5円以上低い単価のうち、最も低い10コマ」です。つまり、ただ安いだけでなく、最近の相場と比べて安い時間帯が選ばれます。
過去の平均と比べる方式になっているのは、市場価格の水準そのものが季節や燃料価格で上下するからです。絶対的な金額で線を引くと、相場が高い時期は日和が1つも出ず、相場が安い時期は全部が日和になってしまいます。直近の平均を物差しにすることで、「この数日の中では安い」時間を毎日見つけやすくしています。
実際の使い方としては、明日のグラフで日和の色がついたコマを探し、洗濯乾燥機・食洗機・電気自動車の充電など、時間をずらせる家電の運転をそこへ寄せます。日和は最大10コマ、時間にして最大5時間分なので、優先順位の高い家電から割り当てるのがコツです。
注意点は、条件を満たすコマが10に届かない日もあり得ることです。「5円以上低い」という条件があるため、1日を通して相場どおりの日は日和が少なくなります。日和が出ない日は「無理にずらさなくてよい日」と受け止めましょう。
でんき注意報は「過去平均より5円以上高い時間」のうち上位10コマ
でんき注意報は、平日であれば「当日を除く過去5日間のJEPX平均値より5円以上高い単価のうち、最も高い10コマ」です。日和の裏返しで、最近の相場と比べて高い時間帯を示します。
注意報が出やすいのは、一般的に家庭や企業の電気使用が重なる時間帯や、太陽光発電が減る夕方以降です。電気は貯めておくのが難しく、需要が増えた時間帯は高い電源も動員されるため、市場価格が上がりやすくなります。でんき予報は、その結果を前日のうちに見せてくれているわけです。
注意報が出たコマでは、エアコンの設定温度を見直す、乾燥機能を使わずに干す、IH調理を短時間で済ませる、といった「止めずに減らす」工夫が現実的です。特に冷暖房は止めると体調に響くことがあるため、我慢するより、注意報の前に部屋を冷やして(暖めて)おくなど、時間をずらす発想が向いています。
よくある失敗は、注意報のコマで冷蔵庫や冷暖房まで止めてしまうことです。注意報は「平均より高い」という目安であり、市場が異常に高騰しているわけではありません。生活に必要な家電まで止めるのではなく、時間を動かせるものだけを調整する、という線引きを家族で共有しておくと続けやすくなります。
でんき警報は「JEPX平均価格100円超え」の全コマ
でんき警報の条件は「JEPX平均価格が100円を超える全コマ」です。日和や注意報のような「上位10コマ」という上限はなく、条件に当てはまる時間はすべて警報になります。
警報だけ基準が絶対値になっているのは、市場価格が1kWhあたり100円を超えるのは、需給がひっ迫した特別な状況だからです。過去平均との比較ではなく、「この水準を超えたら誰にとっても高い」という線で知らせる設計になっています。
警報が出たときにやることは、注意報よりも一段強めです。時間をずらせる家電はすべて警報の外へ移し、電気自動車の充電や乾燥機の運転は警報が明けるまで待ちます。冷暖房は止めずに、扇風機やサーキュレーターの併用、厚着などで設定を少し緩める方法が無理のない対策です。
見落としがちなのは、警報が連続した場合の影響です。1コマの高騰なら影響は限られますが、夕方から夜にかけて何コマも続くと、その日の電源料金はまとまって上がります。後半で説明する上限単価の仕組みがあるとはいえ、警報のコマで大きな電力を使う習慣は避けたほうが安心です。
| 区分 | 平日の判定基準(公式) | コマ数 | おすすめの行動 |
|---|---|---|---|
| でんき日和 | 過去5日間のJEPX平均値より5円以上低い単価 | 最も低い10コマ | 洗濯乾燥・食洗機・充電を寄せる |
| でんき注意報 | 過去5日間のJEPX平均値より5円以上高い単価 | 最も高い10コマ | 動かせる家電だけ前後にずらす |
| でんき警報 | JEPX平均価格が100円を超える | 該当する全コマ | 大きな電力の運転は警報明けまで待つ |
土日祝日は参照期間が「過去3日間」に変わる
土日祝日は、日和と注意報の比較対象が「過去3日間」に変わります。その他の条件は平日と同じです。
参照期間を短くしているのは、休日と平日では電気の使われ方が違うためだと考えられます。企業や工場の稼働が減る休日は、市場価格の水準も平日と変わりやすく、平日の5日分と同じ物差しで比べると判定がずれやすくなります。公式が理由まで説明しているわけではありませんが、仕組みとしては「直近の相場と比べる」という考え方は休日も同じです。
休日にまとめて洗濯や掃除をするご家庭は、金曜日の夕方以降に「明日」へ切り替えて、土曜日の日和と注意報を確認しておくと計画が立てやすくなります。連休の初日は特に、平日とは違うパターンになることがあるので、前日のチェックを習慣にしましょう。
注意点は、日和・注意報はあくまで「相対評価」だということです。休日の日和が平日の日和より安いとは限りません。金額を比べたいときは色だけで判断せず、時間別単価表の数字を見るのが確実です。
単価が毎日変わるのはなぜ?JEPXスポット市場の基本

JEPXは電気の「卸売市場」、前日にオークションで値段が決まる
Looopでんきの単価が毎日変わるのは、基準になっているJEPX(日本卸電力取引所)のスポット市場の価格が毎日変わるからです。スポット市場は、翌日に受け渡す電気を前日に売買する、いわば電気の卸売市場です。
JEPXの公式説明では、スポット市場は「一日を30分単位に区切った48商品について取引を行います。」とされ、約定方式は「ブラインド・シングルプライスオークション」です。ブラインドとは、入札時にほかの参加者の入札状況が見えない方式のこと。シングルプライスとは、売りと買いが釣り合った1つの価格で、そのコマの取引がまとめて成立する方式のことです。
仕組みを自分の目で確かめたい方は、JEPX公式の取引市場の概要ページを開くと、スポット市場と当日市場の違いが確認できます。でんき予報の「明日」が前日の夕方に見られるのは、このオークションの結果が前日に確定するからです。
よくある誤解は、「Looopでんきが自社で値段を決めている」と思うことです。電源料金単価の基準は市場価格であり、電力会社が日ごとに値付けしているわけではありません。単価が上がった日に「値上げされた」と感じても、それは市場の動きを反映した結果です。
「システムプライス」と「エリアプライス」の違い
JEPXが公表する価格には、全国の価格である「システムプライス」と、エリア別の「エリアプライス」があります。Looopでんきの単価は、エリアプライス(沖縄はシステムプライス)が基準です。
エリアごとに価格が分かれるのは、地域と地域をつなぐ送電線(連系線)の容量に限りがあるからです。ある地域で電気が余っていても、送れる量を超えると隣の地域の不足を埋められず、地域ごとに価格がずれます。そのため、同じ日の同じ時間でも、東京エリアと九州エリアでは単価が違うことがあります。
でんき予報を見るときは、必ずご自身の契約エリアを選んでから確認しましょう。SNSで「今日は安い」という投稿を見かけても、それが別エリアの話なら、ご自宅の単価には当てはまりません。
見落としやすいのは、引っ越しでエリアが変わったのに、ブラウザのブックマークが旧エリアのまま、というケースです。公式ページでエリアを選び直し、表示されているエリア名を毎回目で確認する習慣をつけると、判断ミスを防げます。
夏と冬に高騰しやすい理由
市場連動型プランは、市場が高騰しやすい夏と冬に料金が上がりやすいという性質があります。公式ページにも「市場が高騰した際(主に夏冬)は、従来の固定単価のプランよりも高くなるリスクもございます。」と書かれています。
夏は冷房、冬は暖房で電気の使用が増え、需要が供給の余力に近づくと市場価格が上がります。特に冬の夕方は、太陽光の発電量が落ちる時間と暖房・照明・調理の需要が重なるため、注意報や警報が出やすい時間帯になりやすいのが一般的な傾向です。
対策としては、季節の変わり目にでんき予報をのぞく頻度を上げることです。春や秋のように相場が落ち着いている時期は週に数回で十分でも、夏冬は毎日夕方に「明日」を確認するくらいの意識でいると、警報のコマを避けやすくなります。
注意したいのは、「去年の冬は大丈夫だったから今年も平気」と考えることです。燃料価格や発電所の稼働状況は年ごとに違い、市場価格の動きも毎年同じではありません。過去の経験に頼らず、その日の予報を見て判断することが、市場連動型と付き合う基本です。
でんき予報の単価は、JEPXスポット市場で前日に決まった30分ごとの価格がもとになっています。「Looopでんきが値上げした」のではなく「市場が動いた」と理解しておくと、注意報や警報が出ても冷静に行動を選べます。
実は「安い時間を探す」より「警報を避ける」ほうが効く
意外と知られていないのですが、でんき予報で電気代を抑えるうえで効果が出やすいのは、日和を追いかけることより、警報や注意報のコマで大きな電力を使わないことです。
理由は判定基準の非対称さにあります。日和は「過去平均より5円以上低い」コマですが、警報は「100円を超える」コマです。安い方向へのブレには限りがある一方で、高い方向へのブレは平均の何倍にもなり得ます。数コマの高騰が月の電源料金に与える影響は、日和に寄せて得られる節約分を上回ることがあります。
実践するなら、毎日のチェックは「明日に警報・注意報があるか」の1点に絞り、あれば動かせる家電をその時間から外す、というシンプルなルールで十分です。日和の時間に家事を合わせるのは、余裕がある日だけでかまいません。
やりがちな失敗は、日和に合わせるために深夜や早朝に家事を詰め込み、生活リズムが崩れて続かなくなることです。続かない節約より、続けられる「避ける習慣」のほうが、1年を通した効果は大きくなりやすいと考えましょう。
ループ電気でんき予報の見方とアプリ通知の使い方
Webでの確認手順:エリア選択から時間別単価表まで
パソコンやスマホのブラウザから見る場合は、公式の「でんき予報」ページを開き、エリアを選んで「本日」か「明日」に切り替えるだけです。ログインは不要で、契約前に雰囲気を確かめることもできます。
ブラウザで見られるようになっているのは、単価が契約者ごとではなくエリアごとに決まるからです。同じエリアであれば、どの家庭でも同じ単価が表示されます。契約前に「自分のエリアでどのくらい変動するのか」を確認できるのは、市場連動型を検討するうえでの安心材料です。
- Step1: ブラウザでLooopでんき公式「でんき予報」を開く(ブックマーク推奨)
- Step2: ご自身の契約エリアを選び、表示されたエリア名を確認する
- Step3: 「昨日」「本日」「明日」のタブを切り替えてグラフの山と谷を見る(明日分は16時頃に更新)
- Step4: 日和・注意報・警報の色がついたコマを時間別単価表で数字まで確認する
注意点として、ページを開いたときに「データの取得に失敗しました。」と表示されることがあります。実際に今回の取材時点でも、一時的にこの表示になり単価を確認できない場面がありました。その場合は時間をおいて再読み込みするか、次に紹介するアプリ側で確認してみてください。
Looopでんきアプリで「でんき予報」を受け取る
契約者であれば、Looopでんきアプリでもでんき予報を確認できます。公式ページには「Looopでんきアプリでも提供されており、でんき予報をリアルタイムで知らせる機能があります。」と書かれています。
アプリが便利なのは、自分から見に行かなくても知らせてくれる点です。でんき予報は前日に見るのが理想ですが、毎日ブラウザを開くのは手間がかかります。通知があれば、注意報や警報の見落としを減らせます。
対応OSは、公式ページの記載でiOS 16.0以上、Android 10.0以上です。インストール前に、iPhoneなら「設定 > 一般 > 情報」、Androidなら「設定 > デバイス情報(またはスマートフォン情報)」でOSのバージョンを確認しておくと、入れてから使えなかったという事態を防げます。
よくある失敗は、アプリを入れただけでログインしていないことです。アプリはでんき予報の確認だけでなく、後で説明するおまかせ割の適用や長期契約割引の申込みにもログインが必要とされています。インストールしたら、その場でログインまで済ませておきましょう。
通知が届かないときはスマホ側の設定を確認
アプリの通知が届かない場合、多くはスマホ側でアプリの通知が許可されていないことが原因です。アプリ内の細かな通知設定の手順は公式の取得範囲では確認できなかったため、ここではスマホ側の確認方法を紹介します。
スマホは、アプリごとに通知を出してよいかを管理しています。インストール直後に表示される「通知を許可しますか?」で「許可しない」を押すと、その後はアプリが知らせようとしても画面に出ません。省電力モードや集中モード(おやすみモード)が通知を止めていることもあります。
iPhoneでは「設定 > 通知 > Looopでんき」を開き、「通知を許可」がオンになっているかを確認します。Androidでは「設定 > 通知 > アプリの通知」からLooopでんきを探してオンにします(機種によってメニュー名が少し違います)。あわせて、集中モードや省電力設定で通知が制限されていないかも見ておきましょう。
注意したいのは、機種変更やOSのアップデート後に通知設定がリセットされたように見えるケースです。新しいスマホにアプリを入れ直したら、ログインと通知許可の2つをセットで確認するのがおすすめです。それでも届かない場合は、Looopでんきコンタクトセンター(電話は年中無休9:00〜20:00)に相談できます。
グラフを見るときに外しやすい3つのポイント
グラフを見るときは、「エリア」「日付タブ」「単位」の3点を毎回確かめるだけで、読み間違いの大半を防げます。
この3点が重要なのは、どれか1つでも違うと、見ている数字がご自宅の明日の単価ではなくなるからです。エリアが違えば価格が違い、日付タブが「本日」のままなら明日の計画には使えず、単位を総額と勘違いすると請求額との差に混乱します。
確認の手順は、①画面上部のエリア名がご自宅のエリアか、②選ばれているタブが「明日」か、③縦軸が円/kWhの単価か、の順に目で追うことです。慣れれば数秒で終わります。家族と共有する場合は、スクリーンショットにエリアと日付が写るように撮ると誤解が起きにくくなります。
よくあるのが、グラフの色だけ見て判断し、数字を見ないパターンです。日和や注意報は相対評価なので、相場全体が高い時期は「日和でも安くない」こともあります。迷ったときは時間別単価表の数字を確認するクセをつけましょう。
予報を家事のスケジュールに落とし込む実践テクニック
時間をずらしやすい家電・ずらしにくい家電を分ける
でんき予報を生活に活かす第一歩は、家の家電を「時間をずらせるもの」と「ずらせないもの」に分けることです。ずらせるものだけを予報に合わせれば、無理なく続けられます。
ずらしやすいのは、洗濯乾燥機、食洗機、電気自動車や電動自転車の充電、タイマー付きの炊飯器などです。運転のタイミングが多少変わっても生活に影響が出にくく、予約タイマーで自動化もできます。反対に、冷蔵庫、照明、冷暖房、調理家電は、使う時間が生活に直結するため、ずらしにくい家電です。
具体的には、紙やスマホのメモに家電を2列で書き出し、ずらせる側の家電に「予約タイマーの有無」を書き添えておきます。タイマーがあれば、日和の時間に合わせて夜のうちに予約するだけで済みます。
注意点は、乾燥機や食洗機を就寝中に動かす場合の安全面です。メーカーの取扱説明書で就寝中や外出中の運転についての注意を確認し、フィルター掃除など普段の手入れもしておきましょう。安さを優先するあまり、安全面の確認を飛ばさないことが大切です。
失敗パターン①:日和に合わせたつもりが「本日」のグラフを見ていた
よくある失敗のひとつが、前日の夜にグラフを見て「明日の昼が日和だ」と判断したつもりが、実は「本日」のタブのままだった、というケースです。
原因は、ページを開いたときの初期表示と、明日分の更新タイミングにあります。開いた直後に表示されている日付をよく見ないまま判断すると、今日の価格パターンを明日のものと勘違いします。さらに、16時頃の更新前に見ると、そもそも明日分が出そろっていません。
対策は、「見るのは16時頃より後」「タブは明日」「日付表示を声に出して確認」の3つをルール化することです。家族で分担している場合は、確認担当を1人に決め、スクリーンショットを家族のグループに送る運用にすると、勘違いが連鎖しません。
この失敗で厄介なのは、間違いに気づきにくいことです。日和と思い込んで動かした時間が、実際には注意報だったとしても、その場ではわかりません。翌日に「昨日」タブで実際の単価を振り返り、計画どおりだったかを確認する習慣をつけると、早めに修正できます。
予約タイマーで「見に行かなくても回る」仕組みを作る
でんき予報を長く活用するコツは、毎回手で操作するのではなく、家電の予約タイマーを使って自動で回る仕組みにすることです。
人は毎日同じ確認と操作を続けるのが苦手です。最初の数週間は熱心にグラフを見ても、忙しい日が続くと確認が途切れ、元の使い方に戻ってしまいます。タイマーを使えば、「予約するだけ」の手間で済むため、習慣として定着しやすくなります。
手順としては、①夕方以降に明日の予報を確認、②日和や安めの時間帯を見つける、③洗濯乾燥機や食洗機の「予約」ボタンで終了時刻(または開始時刻)を設定、の流れです。家電によって「何時に終わるか」で予約する機種と「何時間後に始めるか」で予約する機種があるので、取扱説明書で方式を確認しておきましょう。
注意点は、終了時刻で予約する家電の場合、運転時間ぶん前から電気を使い始めることです。「終了を日和の最後のコマに合わせる」と考えて予約すると、運転の大半が日和の前の時間帯に入ってしまうことがあります。開始時刻と運転時間の両方を意識して予約しましょう。
シーン別:一人暮らし・共働き・在宅勤務の使い分け
でんき予報の活かし方は、暮らし方によって変わります。自分に合う関わり方を選ぶと、手間をかけすぎずに続けられます。
違いが出るのは、家で電気を使う時間帯と、ずらせる家電の量です。公式の試算例では、東京電力エリアで1人暮らし(172kWh/月)が約5,616円/月、4人家族(424kWh/月)が約13,601円/月とされています(前提は2023年4月〜2026年3月の実績)。使用量が多いご家庭ほど、時間をずらせる家電も多く、予報を見る意味が大きくなります。
一人暮らしの方は、平日昼は不在のことが多いため、洗濯乾燥機の予約運転を中心に考えるのが現実的です。共働きのご家庭は、夕方の帰宅後に家事が集中しやすく、ちょうど注意報が出やすい時間と重なりがちなので、食洗機や乾燥機を就寝後や朝に回す工夫が向いています。在宅勤務の方は、日中の電気使用が多いぶん、昼間に日和が出る日は家事を寄せやすく、予報を活かしやすいタイプです。
注意点として、試算例はあくまで過去の実績をもとにした目安です。市場価格は年ごとに変わるため、今後も同じ金額になるとは限りません。ご自身の検討材料にする場合は、スマートタイムONEの公式ページで前提条件まで確認しましょう。
東京電力の「でんき予報」と混同していませんか?
東京電力のでんき予報は「使用率」を見る別サービス
「でんき予報」で検索すると、東京電力のでんき予報も上位に出てきます。名前は同じですが、東京電力のでんき予報は電気の使用率(需給のひっ迫度)を見るサービスで、Looopでんきの単価とは関係がありません。
東京電力パワーグリッドの説明によると、でんき予報は「社会の皆さまに日々の電気のご使用状況やそれにお応えする当社の供給力の実情について、分かりやすくお伝えすること」を目的としています。表示されるのは、電力の使用率、使用電力の実績、需要ピーク時間、使用率ピーク時間です。使用率は「電気の使用量(総需要)を電気の使用可能量(総供給力)で割って算出」されます。
確認したい方は、東京電力の「でんき予報」ページを開くと、東京エリア(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・栃木県・群馬県・茨城県・山梨県・静岡県の富士川以東)の使用状況が見られます。予測値は30分間隔、実績は1時間間隔で更新され、18:00以降には翌日分の見通しも確認できます。
よくある混乱は、Looopでんきの契約者が東京電力のページを見て「使用率が低いから今日は安い」と判断することです。需給と市場価格は関係しますが、使用率の数字そのものは料金ではありません。料金の判断はLooopでんき側のでんき予報で行いましょう。
ジェイコムまるわかりガイド調べ:2つの「でんき予報」比較表
2つの「でんき予報」の違いを、公式ページに書かれている内容だけで比較すると、次のようになります。見る目的がそもそも違うことがわかります。
| 比較項目 | Looopでんき「でんき予報」 | 東京電力「でんき予報」 |
|---|---|---|
| 見られる数字 | 30分ごとの電源料金単価(円/kWh・税込) | 電力の使用率・使用電力の実績・ピーク時間 |
| 数字の元 | JEPXエリアプライス(沖縄はシステムプライス) | 総需要÷総供給力 |
| 更新 | 30分ごと/明日分は16時頃 | 予測30分間隔・実績1時間間隔/翌日分は18:00以降 |
| 対象エリア | エリアを選んで表示 | 東京エリア(広域ブロックの使用率も表示) |
| 向いている人 | Looopでんき契約者・検討中の人 | 電力需給の状況を知りたいすべての人 |
表からわかるとおり、Looopでんきのでんき予報は「自分の電気代に関わる単価」、東京電力のでんき予報は「エリア全体の電気の足りる・足りない」を見る道具です。どちらが優れているという話ではなく、知りたいことに合わせて使い分けるものです。
注意点は、東京電力のでんき予報の対象が東京エリアだという点です。関西や九州にお住まいの場合は、それぞれの地域の送配電事業者が出している需給情報を見ることになります。
使用率の予報が役立つのは「需給ひっ迫」のサイン
Looopでんきの契約者にとって、東京電力のでんき予報が無関係というわけではありません。使用率が高い予報は、市場価格が上がりやすい状況の手がかりになります。
使用率が上がるということは、使える電気の量に対して使われる量が近づいている状態です。需給が苦しくなれば、市場では高い価格でも電気を買おうとする動きが増え、スポット市場の価格も上がりやすくなります。そのため、使用率の見通しとLooopでんきの単価の山は、同じ方向に動くことが多いと考えられます。
使い方としては、Looopでんきのでんき予報で注意報や警報を確認したうえで、東京電力のでんき予報で「なぜ高いのか」を補足的に見る、という順番がわかりやすいです。猛暑日や寒波の予報が出ている日は、両方を見ておくと状況がつかみやすくなります。
注意したいのは、使用率から単価を推測して行動を決めることです。市場価格は燃料や他地域の状況にも左右されるため、使用率が落ち着いていても単価が高い日はあり得ます。行動の判断は、必ずLooopでんき側の単価を見て行いましょう。
J:COM電力など固定単価型プランとの考え方の違い
でんき予報が必要になるのは市場連動型プランならではの話です。固定単価型のプランでは、時間帯によって単価が変わらないため、でんき予報を見て家事をずらす意味はほとんどありません。
市場連動型は、市場が安いときの恩恵を受けられる代わりに、高騰時のリスクも受け止める仕組みです。固定単価型は、市場の安さの恩恵を受けにくい代わりに、日々の単価の変動を気にしなくて済みます。どちらが得かは、時間をずらせる家電の多さや、価格の変動をどこまで許容できるかで変わります。
J:COMの電気サービスを検討している方や、すでに使っている方は、料金の仕組みを整理した記事もあわせて参考にしてください。

検索窓に「jcom 電気」と打ち込んだとき、頭の中にあるのはたぶん「J:COMって電気も売ってるの?」か「うちの電気、いつのまにかJ:COMになってるけど大丈夫…
注意点として、プランを比べるときは単価だけでなく、基本料金にあたる部分やセット割の有無まで含めて見ることが大切です。市場連動型のでんき予報に合わせて生活を変えられるかどうかも、比較の大事なポイントになります。
高騰リスクに備える上限単価・割引・11月の改定
上限単価128.00円/kWhと上限使用量120kWhの仕組み
スマートタイムONEには、電源料金が高くなりすぎないための上限単価の仕組みがあります。東京電力管内では、上限単価が128.00円/kWh、上限使用量が120kWhです。
料金種別定義書によると、1か月の電源料金の合計を1か月の使用電力量で割った電源単価が上限単価を上回る場合、上限使用量と1か月の使用電力量のうち小さい方を上限に、差額が還元されます(電気料金と相殺)。ポイントは、30分ごとの単価ではなく1か月の平均の電源単価で判定される点です。
確認したい方は、スマートタイムONEの公式ページから料金種別定義書を開くと、エリアごとの上限単価が確認できます。定義書は2026年9月1日より実施とされているので、古い資料を見ていないかもあわせて確認しましょう。
よくある誤解は、「警報の時間でも1コマあたり128.00円/kWhで止まる」と考えることです。判定は月平均で行われるため、1コマの単価が上限を超えても、月全体の平均が上限以下なら還元はありません。また、還元の対象になる使用量には上限使用量という天井もあります。上限単価は「最後の安全網」と考え、日々は警報を避ける使い方をしておくのが安心です。
| 料金の仕組み | 市場連動型(電源料金が30分ごとに変化) |
| 電源単価の上限 | 128.00円/kWh(税込・東京電力管内) |
| 上限使用量 | 120kWh(東京電力管内) |
| サービス料 | 全エリア5.50円/kWh |
| 解約手数料 | かからない(契約期間の縛りなし) |
| 備考 | 料金種別定義書は2026年9月1日より実施。上限単価の判定は1か月の平均電源単価で行う |
おまかせ割・長期契約割引・ガスセット割を取りこぼさない
市場連動型の変動とは別に、条件を満たすと受けられる割引があります。おまかせ割、長期契約割引、そして東京ガスエリアのガスセット割です。
おまかせ割は、その月に最も電気を使った1時間を自動で特定し、その時間の電気料金を1円/kWh割り引く仕組みです。長期契約割引は、公式ページのグラフで年間割引額が1年目100円・2年目900円・3〜4年目1,000円・5年目以降最大1,100円と示されています。どちらも公式アプリへのログインが必要とされています。ガスセット割は、東京ガスエリア(日立市は除く)で都市ガスとセット契約すると、電気の料金単価から1円引きになる「Looopでんき+ガス」のプランです。
取りこぼさないためには、①アプリにログインしておく、②長期契約割引の申込みを済ませる、③東京ガスエリアならLooopでんきの料金プランページでガスセットの条件を確認する、の3点を契約直後に終わらせておくのがおすすめです。
注意点は、ガスの販売元です。ガスはCD Energy Direct Co., Ltd.が販売し、Looopは代理店として取り次ぐ形になっています。ガスの料金は基本料金・従量料金が使用量にかかわらず固定で、原料費調整は毎月変動します。電気と同じ市場連動ではないので、混同しないようにしましょう。
失敗パターン②:11月の改定を知らずに「急に高くなった」と慌てる
もうひとつの失敗パターンは、制度変更による料金の変化を、でんき予報の単価の変化と取り違えることです。2026年は、ちょうど11月に託送料金改定による単価変更があります。
Looopでんきのお知らせによると、スマートタイムONE(電灯・動力)では、電灯は2026年11月1日以降の使用分から新単価が適用されます(動力は2026年11月1日以降に計量期間を迎える使用分)。東京エリアの電灯では、制度対応費がご契約電力1kWあたり+120.41円/月の変更です。一方、サービス料(全エリア5.50円/kWh)は今回の改定の対象外で新旧同額、北陸電力管内は改定対象外とされています。
対策としては、11月分の請求が届いたら、まず託送料金改定のお知らせを確認し、制度対応費の欄が変わっていないかを見ることです。そのうえで、電源料金の部分についてはでんき予報の「昨日」タブなどで当時の単価を振り返ると、原因を切り分けられます。
この失敗のよくある流れは、「でんき予報で日和に寄せていたのに請求が上がった→予報が役に立たない」と判断してしまうことです。上がった理由が制度対応費の改定なら、でんき予報の使い方とは関係がありません。請求書の項目ごとに変化を見ることで、正しい判断ができます。
解約や乗り換えを考えるときのチェックポイント
でんき予報を使ってみたものの、「毎日の変動が気になって落ち着かない」と感じる方もいるはずです。その場合は、固定単価型への乗り換えも選択肢になります。スマートタイムONEは解約手数料がかからず、契約期間の縛りもないと公式ページに書かれています。
市場連動型は、変動を受け入れて工夫できる人ほどメリットが出やすく、変動そのものがストレスになる人には向きにくいプランです。合う・合わないは、損得だけでなく気持ちの面も含めて判断してかまいません。
解約の手続きや、連絡が必要なケース・不要なケースについては、こちらの記事で詳しく整理しています。

ループ電気(Looopでんき)をやめたいと思って調べ始めると、「解約金がかかるらしい」「電話がつながらない」といった不安な情報ばかり目に入ってきて、手が止まって…
乗り換え先を比べるときは、請求の内訳を分解して見ると判断しやすくなります。電気代が高く感じるときの見直し方は、次の記事も参考になります。

毎月の請求を見て「J:COMの電力って、こんなに高かったっけ?」と手が止まった。そんな経験はありませんか。切り替えたときは「地域の電力会社より安くなる」と聞いて…
注意点として、乗り換えのタイミングでは前後の電力会社の切り替え日を確認し、手続きが重ならないようにすることが大切です。問い合わせが必要な場合は、Looopでんきコンタクトセンター(電話は年中無休9:00〜20:00、Webからの申し込みは24時間受付)を利用できます。
まとめ
まずは今日の夕方、16時頃を過ぎたらでんき予報を開き、ご自宅のエリアと「明日」タブを選んで、注意報や警報のコマがあるかを1回だけ確認してみてください。あわせてアプリのログインと通知許可を済ませておけば、翌日からは見落としがぐっと減ります。
※料金・割引・判定基準は改定されることがあります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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