「LINE通話って本当にタダなの?」「電話料金がかかるんじゃないかと不安で、いつも普通の電話を使ってしまう」——そんなモヤモヤを抱えたまま、せっかくのLINE通話を使えていない方は多いものです。結論からお伝えすると、LINE通話は通話料がかからず、家族や友だちと何時間話しても電話代は0円です。ただし「タダ」と「データを消費しない」は別の話で、ここを混同すると思わぬ落とし穴にはまります。
この記事では、LINE通話の仕組みと無料になる理由から、実際のかけ方・受け方、気になるギガの消費量、グループ通話などの便利機能、そして「繋がらない」「声が聞こえない」といったトラブルの直し方までを、隣で画面を見せながら教えるつもりで丁寧にまとめました。スマホの操作が苦手な方でも、上から順に読めば必要な設定がひと通り身につくように構成しています。
難しい専門用語はそのつど噛み砕いて説明します。読み終わるころには、LINE通話を安心して日常使いできるようになっているはずです。それでは、まず一番気になる「無料の仕組み」から見ていきましょう。
・LINE通話が無料になる仕組みと、データ通信量の本当のところ
・音声通話・ビデオ通話のかけ方と受け方の具体的な操作手順
・最大500名のグループ通話や画面共有など便利機能の使い方
・「繋がらない」「声が聞こえない」を自分で切り分けて直す方法
参考: LINEみんなの使い方ガイド
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LINE通話とは?電話料金が0円になる仕組みをやさしく解説

LINE通話は、普段メッセージのやり取りに使っているLINEアプリの中から、音声やビデオで相手と話せる機能です。まずは「なぜ無料なのか」「普通の電話と何が違うのか」という土台の部分を押さえておくと、後のギガの話もトラブル対処もすっと理解できます。
LINE通話が無料なのは「電話回線を使っていない」から
LINE通話に通話料がかからないのは、電話回線(携帯電話会社の音声通話の回線)を一切使っていないからです。代わりに使うのは、インターネット回線、つまりスマホのモバイルデータ通信(4Gや5Gといった携帯のネット回線)やWi-Fiです。声をいったんデータ(ネットを流れる情報のかたまり)に変換して相手に届ける仕組みなので、電話会社の通話料という概念がそもそも発生しません。
実際に使うときは、特別な設定は不要です。トーク画面を開いて受話器マークをタップするだけで発信できます。LINE同士であれば、国内でも海外でも、何分話しても通話料は0円です。ここがLINE通話の最大の魅力と言えます。
注意したいのは、無料なのは「あくまでLINEユーザー同士」という点です。後述するLINE Out(LINEから一般の固定電話・携帯電話へかける機能)は別料金になるため、混同しないようにしましょう。
「通話料0円」と「ギガを使う」は別の話
ここが一番つまずきやすいポイントです。LINE通話は通話料こそ0円ですが、インターネット回線を使う以上、データ通信量(いわゆるギガ)は消費します。電話代はかからないけれど、スマホの月間データ容量は少しずつ減っていく、というのが正確な理解です。
とはいえ、音声通話で消費するデータ量はごくわずかです。詳しい数字は後の章で表にまとめますが、音声だけならギガをほとんど気にせず使えます。問題になりやすいのはビデオ通話のほうで、こちらは映像を送り合う分だけ消費量が一気に増えます。
「LINE通話は無料だから」と外出先でビデオ通話を長時間使うと、データ容量を一気に消費して月末に速度制限がかかることがあります。モバイルデータ通信は無制限ではない契約が多いので、長いビデオ通話はWi-Fiにつないでから始めるのが安全です。
普通の電話・LINE Outとの違いを整理する
LINEには大きく分けて3つの「電話的な機能」があります。混同しやすいので、最初に違いを整理しておきましょう。1つ目がLINEユーザー同士の無料通話、2つ目が固定電話や携帯にかけられるLINE Out、3つ目がスマホ本来の電話アプリです。
無料で使えるのは1つ目だけです。LINE Outは一般の電話番号あてに発信できる便利な機能ですが、コインを購入するか時間制プランに申し込む形の有料サービスです。スマホ標準の電話アプリは、契約している通話プランに応じて通話料が発生します。
よくある失敗は、相手がLINEを使っていないのに「LINEなら無料だと思って」かけ続けてしまうケースです。相手のトーク画面に通話ボタンが表示されない場合は、その相手とはLINE無料通話ができません。番号あてのLINE Outか、通常の電話を使うことになる点を覚えておきましょう。
LINE通話のかけ方・受け方を画面の流れで覚える
仕組みがわかったところで、実際の操作に移ります。難しい設定は必要なく、ボタンの位置さえ覚えれば誰でもすぐにかけられます。音声通話とビデオ通話、それぞれの手順を画面の流れに沿って見ていきましょう。
音声通話のかけ方は受話器マークをタップするだけ
音声通話の発信は、トーク画面から数タップで完了します。話したい相手とのトークルームを開き、画面右上にある受話器のマーク(電話のアイコン)をタップ、表示されたメニューから「音声通話」を選ぶだけです。相手が応答すれば、そのまま会話が始まります。
- Step1: LINEを開き、ホーム > トーク から相手とのトークルームをタップして開く
- Step2: 画面右上の受話器マーク(電話アイコン)をタップする
- Step3: 表示されたメニューで「音声通話」を選ぶ
- Step4: 相手が応答したら通話開始。終わるときは赤い受話器マークをタップ
友だちリストから直接かけることもできます。ホーム画面で相手の名前をタップし、プロフィールに表示される「音声通話」ボタンを押せば同じように発信できます。よく電話する相手なら、トークルームを開く手間が省けて便利です。注意点として、相手がブロックしている場合や通信圏外の場合は呼び出しが届かないので、何度かけても出ないときは時間を置いてみましょう。
ビデオ通話への切り替えと顔を見せたくないときの工夫
ビデオ通話は、相手の顔を見ながら話せる機能です。発信方法は音声通話とほぼ同じで、受話器マークをタップしたあとに「ビデオ通話」を選ぶだけです。離れて暮らす家族や、孫の顔を見たい祖父母とのやり取りで重宝します。
仕組みとしては、自分のスマホのカメラ映像をデータに変換して相手に送り、同時に相手の映像を受け取っています。映像のやり取りが加わる分、音声通話よりデータ消費が大きくなるのはこのためです。
「すっぴんだから顔は映したくない」というときは、通話中の画面でカメラのオン・オフを切り替えられます。通話画面のカメラマークをタップすればカメラを止められ、声だけのやり取りに変えられます。また、音声通話の途中からビデオ通話に切り替えることも可能なので、まず声で話してから必要に応じて映像をオンにする使い方もおすすめです。
かかってきた通話の受け方と、出られないときの対応
着信があると、画面に相手の名前と「応答」「拒否」のボタンが表示されます。出るときは緑の応答ボタン、出られないときは赤い拒否ボタンをタップします。スマホがロック画面のときは、表示されるボタンをスライドまたはタップして応答する形になります。
仕組み上、LINEの着信はインターネット経由で届くため、通知が正しく設定されていないと着信音が鳴らないことがあります。出たいのに気づけない、という事態を防ぐには、端末の設定 > 通知 > LINE で通知が許可されているかを確認しておきましょう。
すぐに出られないときは、拒否したあとにメッセージで「あとでかけ直します」と一言送っておくと相手も安心します。よくある失敗は、マナーモード中に着信に気づかず放置してしまうことです。LINE通話の着信音は端末のマナーモード設定に左右されるため、大事な連絡を待つときはマナーモードを解除しておくと取りこぼしがありません。
気になる通信量、音声とビデオでこんなに違う

LINE通話で多くの人が不安に感じるのが「ギガがどれくらい減るのか」です。ここでは音声通話とビデオ通話の消費量を具体的な数字で比較し、ギガを節約しながら使うコツまで紹介します。数字を知っておけば、必要以上に怖がらず使えるようになります。
音声通話は1時間でたった約3MB
結論から言うと、音声通話のデータ消費はごくわずかです。各種の計測情報を見ると、音声通話は1時間でおよそ3MB程度しか使いません。1GBは1,024MBなので、計算上は1GBで300時間以上も通話できることになります。日常的な通話で速度制限を心配する必要は、ほぼないと考えてよい水準です。
これが少なく済むのは、やり取りしているのが音声データだけだからです。映像のように大きな情報を送らないため、消費量が小さく抑えられています。長電話が好きな方でも、音声通話であればギガをほとんど気にせず楽しめます。
ただし、これらの数値はあくまで目安で、通信環境やアプリのバージョンによって前後します。「絶対にこの数字」と断言できるものではない点だけ留意してください。それでも、音声通話が極めて省データであるという傾向は変わりません。
ビデオ通話は10分で約51MB、長時間はWi-Fi推奨
一方、ビデオ通話は映像を送り合う分、消費量が大きく増えます。計測情報では、ビデオ通話は10分あたり約51MB、1時間に換算すると約307MB程度とされています。音声通話と比べると、同じ1時間でも100倍前後の差が出る計算です。
| 通話の種類 | 消費量のめやす |
| 音声通話(1時間) | 約3MB |
| ビデオ通話(10分) | 約51MB |
| ビデオ通話(1時間) | 約307MB |
| 備考 | 通信環境やバージョンにより変動。長時間のビデオ通話はWi-Fi推奨 |
毎日30分ビデオ通話をすると、1か月で4〜5GB前後を消費する計算になります。データ容量の少ないプランを使っている方は、月末に速度制限がかかる原因になりかねません。長いビデオ通話は自宅のWi-Fiにつないでから始めるのが、ギガを守る一番の近道です。なお、消費するのはかける側だけでなく受ける側も同じです。「かけてもらっているから自分のギガは減らない」というのは誤解なので注意しましょう。
通話だけでなく、SNSや動画でギガがどう減るのかをまとめて知っておくと、月のデータ管理がぐっと楽になります。1時間あたりの通信量の感覚をつかみたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
ギガを節約しながらLINE通話を使う3つのコツ
消費量を抑えるコツは、大きく3つあります。1つ目は、長い通話やビデオ通話はWi-Fiに接続してから始めること。Wi-Fi経由の通信はモバイルデータの容量を消費しないため、ギガをまったく気にせず使えます。
2つ目は、顔を映す必要がない場面ではビデオ通話ではなく音声通話を選ぶことです。先ほどの数字の通り、音声に切り替えるだけで消費量は劇的に下がります。3つ目は、通話の前にスマホのデータ残量を確認する習慣をつけることです。残りが少ないときは無理にビデオ通話をせず、音声に切り替える判断ができます。
そもそも、ギガがなくなると通信速度がどうなるのかを知っておくと、節約の必要性が実感しやすくなります。残りのデータ量を意識しながら、長い通話はWi-Fiで、という習慣をつけておくと安心です。
1対1だけじゃない、グループ通話と便利機能を使いこなす
LINE通話は2人で話すだけの機能ではありません。大人数のグループ通話や画面共有など、知っておくと生活や仕事がぐっと便利になる機能がそろっています。ここでは代表的な便利機能の使い方を紹介します。
最大500名のグループ通話で離れた人とつながる
LINEのグループ通話は、最大500名まで同時に音声・ビデオで参加できます。家族のグループ、サークルの仲間、仕事のチームなど、複数人で一斉に話したいときに役立ちます。離れて暮らす親戚と「オンライン帰省」を楽しむといった使い方も広がっています。
始め方は、グループのトークルームを開いて受話器マークをタップし、「音声通話」または「ビデオ通話」を選ぶだけです。すると参加していないメンバーに通知が届き、各自が好きなタイミングで参加できます。あとから途中参加・途中退出が自由にできるのも、1対1の通話との大きな違いです。
注意点として、参加人数が増えるほど通信負荷が高まり、回線が弱いと映像が乱れやすくなります。大人数のビデオ通話に参加するときは、安定したWi-Fi環境で行うのが安心です。仕事の打ち合わせなど用途によっては、Google Meetのような専用の会議ツールと使い分けるのも一つの手です。会議ツールの選択肢を知りたい方は、こちらもご覧ください。
画面共有で写真やWebページを一緒に見る
通話中に自分のスマホ画面を相手に見せられるのが画面共有機能です。スマホの操作方法を遠くにいる家族に教えるときや、撮った写真を一緒に見ながら話すときに重宝します。言葉だけでは伝わりにくいことも、画面を見せれば一目瞭然です。
使い方は、通話画面のメニューから「画面シェア」を選ぶだけです。自分の操作している画面がそのまま相手にも表示されます。YouTubeを一緒に見られる「みんなで見る」機能も用意されており、離れた相手と同じ動画を同時に楽しめます。
気をつけたいのは、画面共有中は通知やメッセージの中身も相手に見えてしまう点です。共有を始める前に、見られたくない通知が表示されない設定にしておくか、不要なアプリを閉じておくと安心です。プライバシーにかかわる画面をうっかり共有してしまう失敗は、意外とよく起こります。
エフェクトやフィルターで会話を楽しくする
ビデオ通話には、顔にスタンプを重ねたり背景を変えたりできるエフェクト・フィルター機能があります。子どもと話すときに動物の顔になって盛り上がったり、部屋を見せたくないときに背景をぼかしたりと、会話を楽しく・気軽にしてくれる機能です。
使い方は、ビデオ通話中の画面に表示される顔マークやキラキラのアイコンをタップし、好きなエフェクトを選ぶだけです。背景を変える機能を使えば、散らかった部屋が映る心配もありません。在宅でのちょっとした打ち合わせでも役立ちます。
ただし、エフェクトや背景加工はスマホに一定の処理負荷をかけます。古い機種や電池残量が少ないときに多用すると、動作が重くなったり発熱したりすることがあります。動きがカクつくと感じたら、エフェクトをオフにするとスムーズになる場合が多いです。
「繋がらない」「声が聞こえない」を自分で直す切り分け手順

LINE通話で一番困るのが、いざというときに繋がらない・声が届かないトラブルです。原因は意外とシンプルなことが多く、順番に確認すれば自分で解決できるケースがほとんどです。ここでは症状別に切り分ける手順を紹介します。
まずは原因を切り分けるフローチャート
トラブルが起きたら、やみくもに設定をいじるのではなく、上から順に確認していくのが解決の近道です。多くの場合、通信環境・権限設定・端末の状態のいずれかに原因があります。下のフローに沿って、一つずつ潰していきましょう。
この順番で進めると、どこに問題があるかが自然と見えてきます。電波が原因なら場所を移動する、権限が原因なら設定を変える、というように対処も明確になります。一度に複数の設定を変えると、何が効いたのか分からなくなるので、一つ試すごとに通話できるか確認するのがコツです。
声が届かないときはマイクの権限設定を確認
「自分の声が相手に聞こえていない」というときは、スマホのマイク権限がLINEに許可されていない可能性が高いです。LINEは利用できているのに通話だけ声が届かない、という場合は特にここが疑わしいポイントです。アプリにマイクの使用を許可していないと、声を拾えません。
- Step1: ホーム画面でLINEアプリのアイコンを長押しする
- Step2: 表示されたメニューから「アプリ情報」をタップ
- Step3: 「権限」をタップし、「マイク」を選ぶ
- Step4: 「アプリの使用中のみ許可」に設定。「電話」の項目も「許可」にしておく
iPhoneの場合は、設定 > LINE と進み、マイクのスイッチがオン(緑色)になっているかを確認します。オフになっていたらタップしてオンに切り替えてください。権限を許可したあとは、念のためLINEを一度閉じて開き直すと設定が反映されやすくなります。よくある失敗は、権限を変えただけで安心して再起動を忘れ、直っていないと勘違いするケースです。
相手の声が聞こえないときに見落としがちな3つの設定
逆に「相手の声が聞こえない」ときは、自分の端末の音まわりの設定を確認します。見落としがちなのが、音量・マナーモード・Bluetooth接続の3点です。意外なところに原因が隠れていることが多いので、順番にチェックしましょう。
まず、通話中に本体側面の音量ボタンを押して、音量が下がりすぎていないかを確認します。次に、サイレントモード(マナーモード)になっていると音が出ないことがあるので解除してみます。そして見落としやすいのがBluetoothで、ワイヤレスイヤホンがどこかでつながったままだと、音声がそちらに出力されてスマホ本体からは聞こえません。
Bluetoothイヤホンが原因のトラブルは非常に多く、「カバンの中のイヤホンに音声が流れていた」という笑えない失敗もよく起こります。ペアリング(機器同士を接続する設定)の状態を見直すだけで直ることがあるので、設定方法を確認しておくと安心です。Bluetoothの基本とつながらないときの対処は、こちらの記事で詳しく解説しています。
音が途切れる・遅延するときに見直したいネット環境
繋がるけれど「音が途切れる」「相手の声が遅れて聞こえる」という症状は、通信環境が原因であることがほとんどです。LINE通話はインターネット回線を使う以上、ネットの安定性がそのまま通話品質に直結します。ここでは環境面の見直しポイントを解説します。
LINE通話の品質は回線の安定度で決まる
音が途切れたり遅延したりするのは、データの流れが一時的に滞っているサインです。LINE通話は声をデータに変えてインターネット経由で送るため、回線が混雑したり電波が弱かったりすると、データが届くのが遅れて音飛びや遅延が発生します。電話回線と違い、ネットの状態がそのまま音質に出るのです。
ここで知っておきたいのが、家庭の光回線やケーブルテレビのネットを含め、多くのインターネット回線は「ベストエフォート型」だという点です。これは「最大速度を目指して提供するが、常にその速度を保証するものではない」という方式のことで、時間帯や利用状況によって実際の速度は上下します。だからこそ、混雑する夜間などは通話が不安定になりやすい傾向があります。
対策としては、できるだけ電波の強い場所に移動する、混雑する時間帯を避ける、といった工夫が有効です。自宅であれば、後述するWi-Fiルーターとの距離を縮めるだけでも改善することが多いです。
Wi-Fiとモバイルデータ、切り替えで直ることがある
通話が不安定なときは、Wi-Fiとモバイルデータ通信を切り替えてみるのが手軽で効果的な対処法です。Wi-Fiが弱い場所ではモバイルデータのほうが安定することもあり、その逆もあります。今つながっている回線が原因なら、切り替えるだけで一気に改善する場合があります。
切り替えは、設定 > 接続(またはWi-Fi)からWi-Fiのオン・オフを操作するか、画面上部から下にスワイプして出てくるコントロールパネルでWi-Fiアイコンをタップします。Wi-Fiを切ればモバイルデータに、入れ直せばWi-Fiに切り替わります。どちらの状態で通話が安定するかを試してみてください。
気をつけたいのは、自宅の入り口付近など「Wi-Fiの電波が弱いのにつながったまま」の状態です。電波が弱いWi-Fiにしがみつくと、近くにあるモバイルデータより不安定になることがあります。家の中でも電波の届きにくい部屋では、あえてWi-Fiを切ってモバイルデータで通話したほうが安定するケースもあると覚えておきましょう。
自宅Wi-Fiが弱いときに試したいルーターの見直し
自宅でのLINE通話がいつも不安定なら、Wi-Fiルーター(電波を飛ばす機器)の置き場所や設定を見直すと改善することがあります。電波は壁や家具にさえぎられると弱まるため、ルーターの位置ひとつで通話品質が変わります。
基本は、ルーターを部屋の中央付近の、できるだけ高い位置に置くことです。床に直置きしたり、テレビの裏やカラーボックスの中に押し込んだりすると電波が遮られます。また、多くのルーターは2.4GHz帯と5GHz帯という2種類の電波を出しており、近くで使うなら障害物に強く高速な5GHz帯、離れた部屋なら遠くまで届く2.4GHz帯と使い分けると安定しやすくなります。
ここで一つ、意外と知られていない視点をお伝えします。「電波を遠くまで飛ばしたい」と窓際にルーターを置く方がいますが、これは逆効果になりがちです。窓際に置くと電波の多くが外へ逃げてしまい、室内の届きにくい部屋がかえって不安定になります。電波は機器を中心に全方向へ広がるので、家の端ではなく中央に置くのが基本です。よくある失敗の代表例なので、心当たりがあれば一度位置を見直してみてください。
状況別の使い分けと、通話前に確認しておきたい設定
LINE通話は、使う人やシーンによって最適な使い方が変わります。ここでは一人暮らしか家族か、ライトに使うかヘビーに使うかといった状況別の提案と、通話前にやっておくと安心な設定をまとめます。自分に合った使い方を見つけてください。
一人暮らし・家族・ヘビーユーザー、それぞれの最適解
使い方の正解は、ライフスタイルによって違います。一人暮らしでデータ容量の小さいプランの方は、外出先では音声通話を中心にし、ビデオ通話は自宅のWi-Fiで、と割り切るとギガを無駄にしません。省データな音声通話なら、外でも安心して使えます。
家族で使う場合は、グループ通話を活用すると連絡が一気に楽になります。離れて暮らす親とのビデオ通話は、お互いWi-Fi環境で行えばギガを気にせず顔を見て話せます。子どもの見守り連絡にも便利です。一方、毎日長時間ビデオ通話をするヘビーユーザーは、そもそもデータ無制限のプランや、安定した自宅の固定回線を整えるほうが快適でしょう。
通話の質を上げる「通話の詳細設定」とマイクテスト
大事な通話の前には、LINEのマイクテスト機能で自分の声がちゃんと拾えているかを確認しておくと安心です。実際に話す前に問題に気づければ、相手を待たせるトラブルを防げます。テストは録音して再生するだけなので、誰でも簡単に行えます。
手順は、LINEの設定(歯車アイコン)を開き、設定 > 通話 > 通話の詳細設定 > 通話機能テスト > マイクテストと進みます。表示に従って数秒録音し、再生して自分の声が聞こえれば問題ありません。声が録れていなければ、前の章で説明したマイク権限の設定を見直しましょう。
あわせて、設定 > 通話 の画面では、通話の着信許可やLINE Outに関する設定も確認できます。知らない相手からの通話を受けたくない場合は、ここで着信の許可・不許可を切り替えられます。大事な設定が並んでいるので、一度のぞいておくと自分好みに調整できます。
仕事で使うなら知っておきたい注意点とマナー
LINE通話を仕事の連絡に使う人も増えていますが、いくつか押さえておきたい注意点があります。結論として、相手の都合を考えた使い方を心がけることが、トラブルを避ける一番のポイントです。気軽にかけられる反面、相手に負担をかけやすい面もあります。
まず、いきなり通話をかけるのではなく、メッセージで「今お電話してもよいですか」と一言添えると丁寧です。LINE通話は相手の状況が見えないため、会議中や運転中に着信を鳴らしてしまうことがあります。事前の一声があるだけで印象が変わります。
また、仕事で大人数の打ち合わせをするなら、画面共有や録画など機能が充実した専用の会議ツールのほうが向いている場合もあります。LINE通話は「気軽な連絡向き」、本格的な会議は「専用ツール」と用途で使い分けると、双方のよさを活かせます。よくある失敗は、参加者が多い会議をLINEで行って音声が乱れ、結局やり直しになるケースです。用途に応じた選択を意識しましょう。
まとめ:LINE通話は仕組みを知れば怖くない
LINE通話は、通話料0円で家族や友だちと話せる便利な機能です。無料の理由は電話回線ではなくインターネット回線を使っているからで、その代わりにデータ通信量(ギガ)を消費します。とはいえ音声通話なら1時間で約3MBと極めて省データなので、日常使いで速度制限を心配する必要はほとんどありません。注意が必要なのはビデオ通話で、こちらは1時間で約300MB前後を消費するため、長時間使うときはWi-Fi環境がおすすめです。
トラブルが起きても、原因の多くは通信環境・権限設定・端末の状態のいずれかです。上から順に切り分けていけば、自分で解決できるケースがほとんどです。今日のポイントを整理しておきます。
・LINE通話はインターネット回線利用で通話料0円、ただしギガは消費する
・音声通話は1時間約3MB、ビデオ通話は1時間約300MB前後がめやす
・かけ方はトークルームの受話器マークをタップするだけ
・グループ通話は最大500名、画面共有やエフェクトも使える
・声が届かないときはマイク権限、聞こえないときは音量・マナー・Bluetoothを確認
・音が途切れるときはWi-Fiとモバイルデータの切り替えやルーター位置を見直す
・長いビデオ通話や大人数の会議はWi-Fiや専用ツールと使い分ける
まずは、家族や親しい友だちとのトークルームを開いて、受話器マークから音声通話を一度かけてみてください。省データな音声通話なら、ギガを気にせず気軽に試せます。慣れてきたらビデオ通話やグループ通話にも挑戦すると、LINEの使い方がぐっと広がります。なお、料金プランや各機能の最新の仕様は変更されることがあるため、詳しい条件は必ずLINE公式やご契約中の通信会社の公式サイトでご確認ください。

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