「irumoをやめたいけれど、違約金みたいなものを取られないだろうか」「新規受付が終わったと聞いたけど、このまま持っていて大丈夫なの?」——irumoの解約を考えはじめると、料金プランのページを見ても答えが書いていない疑問ばかりが出てきます。手続き自体は数分で終わるのに、その前に確認しておくべきことが意外と多いプランなのです。
先に結論からお伝えします。irumoの解約は、解約手数料も番号を持ち運ぶMNP手数料も無料です。公式のサポートページにも「契約事務手数料:無料。ケータイ電話ポータビリティ手数料も無料です」と明記されています。ただし、2025年3月1日以降に新しく契約した回線で、条件が重なると1,100円(税込)の契約解除料が発生するケースだけは例外です。そしてもうひとつ、解約月の料金は日割りされず満額で請求されます。この2点さえ押さえておけば、余計な出費はほぼ防げます。
この記事では、ドコモの公式ページで確認できる内容だけを根拠に、契約解除料が発生する条件、My docomoでの手続き手順、損をしない解約タイミング、電話番号を引き継ぐMNPのやり方、そして解約後に消えてしまうドコモメールとドコモ光セット割の扱いまでを、順番に整理していきます。乗り換え先の候補も、同じ物差しで並べて比べられるようにしました。
- irumoの解約でお金がかかる場合と、かからない場合の境目
- My docomoとドコモショップ、それぞれの手続きの流れと所要時間
- 解約日を月のいつに設定すると損をしないのか
- ドコモメール・ドコモ光セット割・電話番号を守るための事前準備
irumo解約は手数料なしでできる|まず知っておきたい3つの前提

手続きに入る前に、多くの人が誤解しているポイントを3つ先に潰しておきます。ここを勘違いしたまま進めると、後から「こんなはずじゃなかった」となりやすい部分です。
解約手数料もMNP手数料も、ドコモは取らない
結論として、irumoをやめるときに窓口で請求される手数料はありません。irumo公式のお手続きページには「契約事務手数料:無料。ケータイ電話ポータビリティ手数料も無料です」と書かれています。ケータイ電話ポータビリティ手数料というのは、電話番号をそのまま他社に持っていくときにかかっていた費用のことで、以前は3,300円ほど取られるのが当たり前でした。現在は総務省の指針を受けて各社とも無料化が進み、irumoも例外ではありません。
あわせて、irumoには最低利用期間の設定もありません。「2年縛りが終わるまで待たないと損をする」というタイプのプランではないので、更新月を調べる手間もいりません。ここは光回線やケーブルテレビの契約と大きく違うところです。
注意したいのは、手数料が無料であることと、その月の料金が請求されないことは別だという点です。手数料はゼロでも、解約した月の月額料金は満額で請求されます。ここは後ほど詳しく扱います。また、端末を分割払いで購入している場合、その残債は解約後も引き続き支払いが続きます。回線契約が終わっても、端末の割賦契約は自動的には消えません。
| 0.5GB | 550円(税込)/ドコモ光セット割の対象外 |
| 3GB | 2,167円(税込)/セット割適用時 880円(税込) |
| 6GB | 2,827円(税込)/セット割適用時 1,540円(税込) |
| 9GB | 3,377円(税込)/セット割適用時 2,090円(税込) |
| dカードお支払い割 | 187円(税込)/月の割引 |
| 新規受付 | 2025年6月4日(水曜)で終了 |
「新規受付終了=すぐ使えなくなる」ではない
irumoは2025年6月4日(水曜)をもって、新規申し込みの受付と、他プランからirumoへのプラン変更の受付を終了しました。ドコモ公式のお知らせにも「『eximo』『irumo』『eximo ポイ活』は、2025年6月4日(水曜)をもって新規お申込み受付を終了いたしました。」と記載されています。
ここで慌てて解約に走る人がいますが、公式のお知らせでは、現在irumoを利用中の人はそのまま継続して利用できると案内されています。受付が終わったのは「新しく入ること」と「他のプランから移ってくること」であって、サービス自体が廃止されたわけではありません。ネット上には「◯年◯月に強制的に別プランへ移される」といった話も見かけますが、そうした移行日はドコモの公式お知らせでは確認できませんでした。日付が確定していない情報を前提に急いで解約すると、条件のよかった割引を自分から手放すことになりかねません。
逆に注意が必要なのは、一度irumoを解約すると二度と戻れないという点です。新規受付が終わっているため、「やっぱりirumoがよかった」と思っても再契約はできません。ここは通常のプランとの決定的な違いで、解約の判断を慎重にすべき最大の理由です。判断材料はドコモ公式のirumoに関するお知らせで確認できます。
「解約」「MNP転出」「プラン変更」は別の手続き
同じ「やめる」でも、この3つはまったく別の手続きです。混同すると電話番号を失う事故につながるので、自分がどれをしたいのかを先にはっきりさせてください。
解約は、回線契約そのものを終わらせる手続きです。電話番号は消滅し、あとから取り戻すことはできません。MNP転出は、電話番号を持ったまま他社へ移る手続きで、転出先での開通が完了した時点でirumo側は自動的に解約扱いになります。つまり、MNPをする人はirumoに解約の申し込みをする必要がありません。プラン変更は、ドコモの中で別のプラン(ドコモ miniなど)に移ることで、電話番号もドコモメールもそのまま残ります。
よくある失敗は、他社に乗り換えるつもりでMy docomoの「解約」を先に実行してしまうケースです。この順番でやると番号が消えるため、乗り換え先で同じ番号を使うことはできません。他社に移るなら、先に解約してはいけません。転出先での申し込みを先に進めるのが正しい順番です。
1,100円を請求される人と、されない人の分かれ目
「手数料は無料」と書きましたが、唯一の例外が契約解除料です。誰にでもかかるものではなく、条件がかなり限定されています。自分が当てはまるかどうか、ここで確認しておきましょう。
3つの条件が重なったときだけ発生する
irumo公式のお手続きページには、次のように書かれています。「2025年3月1日以降の新規契約で、1年以内の短期解約かつご利用実態がない場合、または当該回線の解約日から過去1年間に、同一名義の他の回線が契約期間1年以内にご解約されていた場合に、1,100円(税込)の契約解除料が発生します」。
読み解くと、対象になるのは2025年3月1日以降に新しく契約した回線に限られます。それ以前から使っている回線は、そもそも対象外です。そのうえで、契約から1年以内に解約し、かつ通話やデータ通信の利用実態がない場合に請求されます。なお月額料金が1,100円以下のプランの場合は、契約解除料は月額料金と同額になるという扱いです。0.5GBプラン(550円・税込)を短期解約した場合などがこれに当たります。
裏を返せば、1年以上使っている人、2025年2月以前からの契約者、そして普通に電話やデータ通信を使っている人は、この費用とは無縁です。多くの人にとって、irumoの解約は費用ゼロで完結します。正確な条件はirumo公式のお手続きページに掲載されています。
契約解除料の条件には「解約日から過去1年間に、同一名義の他の回線が契約期間1年以内に解約されていた場合」も含まれます。自分の回線は1年以上使っていても、同じ名義で契約した別の回線を最近短期解約していると、対象になる可能性があるということです。家族の分をまとめて自分名義で契約している人は、名義単位で過去1年の解約履歴を思い出してから手続きに入ってください。
実際にありがちな失敗:キャンペーン目当ての短期契約
もっともつまずきやすいのが、ポイント還元や端末値引きのキャンペーンを目当てに契約し、条件を満たしたら短期間で解約する、という使い方です。この場合、契約から1年以内であること、そして回線をほとんど使っていないことの両方が揃いやすく、契約解除料の条件にきれいに当てはまってしまいます。
原因は、こうした短期解約対策のルールが2025年3月1日以降の契約から適用されるようになった点を見落としていることにあります。以前の感覚のまま「ドコモは短期解約でもお金は取られない」と思い込んでいると、請求を見て驚くことになります。
対策はシンプルで、契約から1年が経過するのを待ってから解約するか、少なくとも通話やデータ通信の利用実態を残しておくことです。どうしても早く手放したい場合でも、金額は1,100円(税込)にとどまります。数千円の違約金を心配する必要はありませんが、「かからないはず」と思い込んで家計の計算に入れ忘れる、という形の失敗は防いでおきましょう。
契約から8日以内なら、そもそも対象外
契約してすぐに「思っていた電波状況と違った」「家の中で圏外になる」といった理由でやめたい場合は、初期契約解除制度(いわゆる8日以内キャンセル)が使えます。irumo公式でも、8日以内のキャンセルは契約解除料の対象外と案内されています。
手続きの流れは、契約書面を受け取った日を1日目として8日以内に、書面またはWebから申し出るというものです。日数のカウントを間違えやすいので、契約日ではなく書面を受け取った日を起点に数えてください。SIMカードやeSIMの返却が必要になる場合もあるため、届いた箱や書類は8日が過ぎるまで捨てないでおくのが安全です。
ただし、初期契約解除を使っても、事務手数料や利用した分の通信料が請求される場合があります。「まったくの白紙に戻る」制度ではない点は理解しておきましょう。それでも、電波が届かないという致命的な問題を抱えたまま1年間我慢するよりは、はるかに現実的な選択肢です。
Webとショップ、どちらで手続きすべきか

irumoの解約方法は大きく2つ、My docomoからのWeb手続きと、ドコモショップでの店頭手続きです。それぞれ向き不向きがあります。
My docomoなら24時間、思い立ったときに終わる
Webでの手続きは24時間受け付けています。深夜でも早朝でも申し込めるので、日中に時間が取れない人にはこちらが向いています。dアカウントのIDとパスワード、そしてネットワーク暗証番号(4桁)が必要になるので、先に手元に用意しておくと詰まりません。ネットワーク暗証番号を忘れている場合は再設定に時間がかかるため、手続き当日ではなく前日までに確認しておくのが安全です。
- Step1: dアカウントでMy docomoにログインする(解約したい回線のdアカウントであることを確認)
- Step2: メニューから「契約内容・手続き」>「解約のお手続き」へ進む
- Step3: 解約に伴う注意事項(ドコモメール・dポイント・光セット割の扱い)を確認して同意する
- Step4: ネットワーク暗証番号を入力し、内容を確認して申し込みを確定する
手続き後は、受付完了のメールが届きます。この控えは請求の行き違いがあったときの証拠になるので、消さずに残しておいてください。
ドコモショップに行くなら、持ち物を先に確認
店頭で手続きする場合、irumo公式には「利用中のドコモUIMカード/ドコモeSIMカードが必要です」と記載されています。つまり、使っているSIMカードを挿したままの端末、または本人確認できる状態のeSIM端末を持っていく必要があります。加えて、運転免許証などの本人確認書類も用意しておきましょう。
店頭のメリットは、その場で疑問を解消できることです。「この割引はどうなるのか」「家族の回線に影響はあるのか」といった、Webの画面だけでは判断しづらいことを確認しながら進められます。一方で、来店予約なしだと待ち時間が長くなりがちです。ドコモショップは営業時間内のみの受付なので、平日夜や早朝には対応できません。
代理人が手続きする場合は委任状が必要になり、必要書類も増えます。契約者本人が行けないなら、事前に店舗へ何が必要かを確認してから向かったほうが、二度手間になりません。
MNPをする人は、この手続きをしてはいけない
ここまで解約手続きを説明してきましたが、電話番号を他社で使い続けたい人は、上記の「解約のお手続き」を実行してはいけません。転出先の事業者で申し込みを完了させると、その時点でirumoは自動的に解約されるからです。
理由は、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)という仕組みが、番号を保持したまま契約を移し替えるものだからです。先にirumo側で解約してしまうと番号自体が消え、移し替える対象がなくなります。乗り換え先で「前と同じ番号にしたい」と言っても、復活はできません。
正しい順番は、必要ならMNP予約番号を取得する(またはワンストップ方式を使う)→乗り換え先で申し込む→SIMが届いて開通手続きをする、という流れです。開通が完了した瞬間にirumoの契約は終了します。自分では何もしなくていい、というのがポイントです。
irumo解約で損をしない月とタイミングの決め方
手数料が無料でも、タイミングを外すと数千円を無駄にすることがあります。ここが実は、この記事でもっともお金に直結する部分です。
解約月の料金は日割りされない
irumoは、解約した月の月額料金が日割りにならず、満額で請求されます。月の1日に解約しても、月末に解約しても、その月の料金は同じということです。たとえば9GBプラン(3,377円・税込)を使っている人が月初に解約しても、その月は3,377円(税込)を払うことになります。
この仕組みを知っていると、判断は逆になります。どうせ満額かかるのだから、月の途中で解約するのは損だという考え方です。乗り換え先の準備が整っているなら話は別ですが、そうでなければ、その月の残りの日数はirumoのデータ容量を使い切ってしまったほうが合理的です。
一方で、乗り換え先の初月料金が日割りになるかどうかは事業者ごとに異なります。両方が満額請求になる月をまたぐと、1カ月だけ二重に払うことになります。乗り換え先の初月の扱いは、申し込み前にその事業者の料金ページで確認しておいてください。
月末ぎりぎりを狙うと、かえって危ない
「どうせ満額なら月末に解約しよう」と考えるのは自然ですが、ここに落とし穴があります。irumoの解約は、20日から25日ごろまでに手続きを済ませておくほうが安心です。
理由は、月末はアクセスが集中して手続き画面がつながりにくくなること、そして店頭では予約が埋まりやすいことにあります。さらにMNPの場合は、予約番号の発行から乗り換え先での開通完了まで数日かかるのが普通です。31日に動き出しても、開通が翌月にずれ込めば、irumoの料金がもう1カ月分発生します。
月末最終日に他社へ乗り換えようとしたものの、SIMの配送に数日かかり、開通が翌月の頭になってしまう——これがもっとも多い失敗パターンです。原因は「解約日=申し込んだ日」だと思い込んでいること。MNPでは開通した日が解約日になります。物理SIMを郵送で受け取る乗り換え先を選ぶなら、配送日数を見込んで20日から25日ごろには申し込みを始めてください。eSIM対応の事業者を選べば、この配送待ちを丸ごと省けます。
使い切れなかったデータ量は戻ってこない
解約すると、その時点で残っているデータ容量は当然使えなくなります。前月からの繰り越し分がある場合も同じです。9GBプランで毎月余らせている人ほど、解約月は意識的に使い切ったほうがいいでしょう。
具体的には、解約予定日の1週間前あたりから、スマートフォンのWi-Fi接続を切ってモバイル通信で動画やアプリの更新を済ませる、といった使い方が考えられます。設定 > Wi-Fi からオフにするだけで、日常的な通信がモバイルデータ側に切り替わります。
ただし、テザリングで大容量ファイルをダウンロードするなど極端な使い方をすると、直前で速度制限に達してしまい、肝心の開通手続きがしづらくなることがあります。乗り換え先の開通作業にはネット接続が必要なので、余裕を残しておくのが現実的です。
電話番号を残すなら:MNP予約番号とワンストップ方式

今の電話番号を他社でも使い続けたい場合の手続きです。以前より簡単になっているので、身構える必要はありません。
MNP予約番号は3つの窓口で取れる
予約番号を取る方法は3つあります。ひとつ目はMy docomoで、公式FAQにも「MNP予約番号はMy docomoにて発行できます。パソコン、スマホでMNP予約番号をお申し込みになれます。24時間受付しています」と書かれています。深夜でも取得できるのが利点です。
ふたつ目は電話で、ドコモの携帯電話から151に発信します。受付時間は9:00~20:00です。画面操作が苦手な人や、取得と同時に疑問を聞きたい人はこちらが向いています。3つ目はドコモショップの窓口で、営業時間内であれば対面で発行してもらえます。
取得した予約番号には有効期限があり、15日間です。ここでつまずく人が多いので注意してください。乗り換え先によっては「予約番号の残り有効期限が10日以上あること」を申し込み条件にしている場合があり、取得から日が経っていると弾かれます。予約番号は「取ってから寝かせる」ものではなく、乗り換え先に申し込む直前に取るのが正解です。
MNP予約番号の有効期限と再発行の考え方は、他社の携帯サービスでも共通しています。手続きの全体像はこちらの記事でも整理しています。

「J:COMモバイルから他社に乗り換えたいけれど、予約番号ってどこで取るの?」——マイページを開いてはみたものの、メニューが多すぎてどこを押せばいいのか分からず…
ワンストップ方式なら、予約番号そのものが不要
実は、多くの人は予約番号を取らなくて済みます。irumoの公式FAQには「irumoは『MNP予約番号が不要な申込み方法(ワンストップ方式)』に対応しており、転出先の事業者もワンストップ方式に対応している場合は、MNP予約番号を発行せずにそのまま他社のお手続きサイトにてMNP転出のお手続きが可能です」と記載されています。
ワンストップ方式とは、乗り換え先の申し込みページだけで手続きが完結する仕組みのことです。転出元(irumo)のサイトに戻って番号を発行してもらう工程が省略され、申し込みの途中でdアカウントの認証を求められるだけで済みます。手続き時間が短くなるうえ、有効期限切れという事故も起きません。
注意点は、転出先も対応していないと使えないことです。対応していない事業者を選んだ場合は、従来どおりMy docomoで予約番号を取る必要があります。申し込みページに「MNPワンストップで申し込む」といった選択肢があるかどうかを、事前に確認しておきましょう。詳細はirumo公式FAQで確認できます。
乗り換え先がワンストップ方式に対応しているなら、My docomoでMNP予約番号を発行する工程はまるごと不要です。対応していない事業者を選んだときだけ、予約番号(有効期限15日間)を取りに戻ります。まず転出先の申し込みページで「MNPワンストップ」の表記があるかを見る、という順番で進めると迷いません。
MNP転出でも手数料はかからない
MNP転出手数料は無料です。予約番号の発行にも、転出そのものにも費用は発生しません。ただし、乗り換え先の契約事務手数料(3,300円程度が一般的)は別途かかることが多いので、そちらは各社の料金ページで確認してください。
また、MNPで移った場合、irumo側の解約日は「乗り換え先で開通が完了した日」になります。自分で解約日を指定することはできません。月末に開通させるつもりでいたのに手続きが翌月にずれ込むと、その月の料金が丸ごと発生します。前の章で触れた「20日から25日ごろに動く」という目安が効いてくるのはここです。
加えて、転出後はdポイントやdアカウントの扱いも変わります。dアカウント自体は回線を解約しても残せますが、事前に「回線契約なしのdアカウント」として設定しておかないと、貯めたdポイントを使いづらくなることがあります。解約前にdポイントの残高を確認し、使い切れる分は使っておくと無駄がありません。
手続き後に消えるもの:ドコモメールとドコモ光セット割
解約で失うのはデータ容量だけではありません。見落とされがちで、しかも後から取り返しがつきにくいのがこの2つです。
ドコモメールは31日以内なら救える
irumoを解約すると、@docomo.ne.jpのメールアドレスは使えなくなります。ただし救済策があり、解約日から31日以内に「ドコモメール持ち運び」(330円/月・税込)に加入すれば、同じアドレスを引き続き使えます。
この31日という期限は厳格です。過ぎてしまうとアドレスは完全に失われ、あとから復活させることはできません。ネットバンキングや会員サービスの登録アドレスにキャリアメールを使っている人は、解約前に登録変更を済ませておくか、持ち運びサービスへの加入を決めておく必要があります。
詳しい条件はドコモメール持ち運びの公式ページに掲載されています。
ドコモ光セット割が消えると、家族の料金にも響く
ドコモ光を契約している人がirumoを使っていた場合、ドコモ光セット割によってirumo(3GB/6GB/9GB)の月額料金から1,100円(税込)が割り引かれています。公式ページにも「irumo(3GB/6GB/9GB)の月額料金から1,100円(税込)割引。永年割引です」と明記されている、期間の制限がない割引です。なお0.5GBプランは対象外です。
irumoを解約すれば、当然この割引も消えます。問題は、この割引が同一ファミリー割引グループ内の回線にも適用される仕組みだという点です。自分が抜けることで、家族のうち誰が割引の対象から外れるのかを、事前に整理しておいたほうがいいでしょう。特に、ドコモ光の契約名義が自分になっている場合は、影響範囲が大きくなります。
逆に言えば、ドコモ光を継続したまま、スマホだけドコモ内の別プランへ変更するなら、セット割の枠組み自体は維持できます。ドコモ miniの場合、ドコモ光セット割/home 5G セット割の割引額は1,210円(税込)です。光回線とスマホをセットで見直すなら、こちらの比較も参考になります。

「スマホはauだから光回線もauひかり?」「ドコモユーザーならドコモ光が無難?」——光回線を選ぶとき、auひかりとドコモ光のどちらにすべきかで手が止まる方はとて…
解約前に確認しておきたい付帯サービス
ドコモメールとセット割以外にも、回線に紐づいたサービスがあります。あんしん系のオプション、dアカウントで契約している月額サービス、そして端末の分割払いです。
特に見落とされやすいのが、回線契約を前提としたオプションの扱いです。回線が終わると自動的に解約されるものと、dアカウント側に残って課金が続くものが混在します。My docomoの「契約内容の確認」画面で、現在契約中のオプション一覧を印刷するかスクリーンショットで残しておき、解約の翌月の請求と突き合わせるのが確実です。
また、ドコモ払い(d払いの電話料金合算払い)を利用している人は、支払い方法の変更が必要になります。サブスクリプションの支払いをこの方法にしていると、解約後に決済が通らなくなり、サービスが止まってしまうことがあります。解約の前週あたりに、クレジットカード払いへ切り替えておくと安全です。
乗り換え先はどこ?主要プランを同じ物差しで比べる
ここからは、irumoをやめたあとの受け皿です。小容量で使っていた人が満足できる候補を、公式ページで確認できた料金だけを使って並べます。
ジェイコムまるわかりガイド調べ:小容量プランの月額比較
irumoの各プランと、乗り換え先候補の料金を並べたのが次の表です。金額はすべて税込で、各社の公式料金ページに掲載されている割引前の月額を基準にしています。
| 比較項目 | irumo | ドコモ mini | LINEMO | 楽天モバイル |
|---|---|---|---|---|
| 小容量帯の月額 | 2,167円(3GB) | 2,750円(4GB) | 990円(~3GB) | 1,078円(~3GB) |
| 中容量帯の月額 | 3,377円(9GB) | 3,850円(10GB) | 2,090円(~10GB) | 2,178円(~20GB) |
| 光セット割 | 1,100円引き | 1,210円引き | 対象外 | 対象外 |
| 回線 | ドコモ | ドコモ | ソフトバンク | 楽天(au網併用) |
| サポート窓口 | 店頭・Web | 店頭・Web | オンライン中心 | 店頭・Web |
この表で見えてくるのは、料金だけならLINEMOや楽天モバイルが下に来るということです。LINEMOはベストプランV(~30GB)でも2,970円(税込)で、データ量あたりの単価は低めです。楽天モバイルは使った量に応じて自動で3段階に変わり、20GBを超えると3,278円(税込)で頭打ちになります。ただしどちらもドコモ回線ではないため、電波の入り方は自宅や職場で変わります。通信速度はどの事業者もベストエフォート型で、実際に出る速度は場所や時間帯によって変動します。
ドコモ光を使っているなら、ドコモ miniが素直な選択
結論から言うと、ドコモ光やhome 5Gを契約している家庭は、ドコモ miniへのプラン変更がもっとも手間が少ない選択肢です。ドコモ miniは月間4GBと10GBの2種類から選ぶプランで、公式では「データ利用量が少なく、毎月の通信料を抑えたいお客さま向けのプラン」と説明されています。
理由は3つあります。電話番号もドコモメールもそのまま残ること、ドコモ光セット割/home 5G セット割で1,210円(税込)の割引が受けられること、そしてdカードお支払割(dカードで220円・税込、dカード GOLD/PLATINUMで550円・税込)やドコモでんきセット割(110円・税込)を重ねられることです。割引を積み上げれば、実際に払う額は表の数字よりかなり下がります。
手続きはMy docomoのプラン変更メニューから行えます。注意点は、一度irumoを抜けると戻れないこと、そして割引の適用にはdカードやドコモでんきなど別の契約が前提になるものが含まれることです。割引後の金額だけを見て決めると、条件を満たせなかったときに想定より高くなります。最新の割引条件はドコモ mini公式ページで確認してください。
使い方のタイプ別に、向いている乗り換え先を選ぶ
同じ「irumoユーザー」でも、最適解は使い方で変わります。タイプ別に整理します。
家に光回線があり、家族もドコモの人——ドコモ miniが向いています。セット割とファミリー割引の枠組みを崩さずに済み、店頭サポートも残ります。通信費を最優先で下げたい単身の人——LINEMOが候補です。ベストプラン(~3GB)990円(税込)から始められ、LINEのトークや通話でデータを消費しないLINEギガフリーが付きます。ほとんど通信を使わず、番号だけ維持したい人——povoのように基本料のかからないタイプが合います。povoは180日ごとに250円分以上の有料トッピングを購入すれば回線を維持でき、使わない月の負担を最小限にできます。家族でデータを分け合いたい人——IIJmioのように、同じ契約内の複数回線でデータ容量をシェアできる格安SIMが向きます。IIJmioは最大10回線までシェアが可能です。
選ぶときの落とし穴は、料金表の一番安い数字だけを見てしまうことです。実際には、契約事務手数料、端末代金、通話オプションの有無で総額は変わります。とくに通話が多い人は、かけ放題オプションの料金まで含めて比べないと、乗り換えた後に「思ったより下がらなかった」ということになります。月額の目安を掴んでから比較したい人は、こちらも参考になります。

「J:COMのスマホって、結局いくらかかるの?」——テレビやネットの請求書にスマホ代まで並ぶと、どこまでが何の料金なのか分かりにくいですよね。しかも2026年6…
まとめ:手続き前に確認したい5つのこと
最初の一歩としておすすめしたいのは、解約ボタンを探すことではなく、My docomoで今の契約内容を1枚のスクリーンショットに残すことです。契約日、プラン、適用中の割引、契約中のオプションが並んだ画面を見れば、自分が契約解除料の条件に当てはまるのか、ドコモ光セット割が家族の誰に効いているのかがその場で判断できます。そのうえで乗り換え先を決め、月の20日から25日ごろに手続きを始めれば、無駄な出費はほぼ避けられます。電話番号を残すなら、irumo側では何もせず、転出先の申し込みから進めてください。
料金プランや割引の条件は改定されることがあります。手続きの直前に、ドコモおよび乗り換え先の公式サイトで最新情報をご確認ください。

コメント