固定電話を安くする方法は5つ|基本料2,090円を月550円に下げる乗り換え術と注意点

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「毎月の固定電話の基本料、なんだかんだで2,000円近く払っているけれど、これって安くできないの?」——請求書を見ながらそう感じている方は少なくありません。実は固定電話の料金は、契約している回線の種類を見直すだけで、月の基本料を半額以下にできるケースがあります。しかも電話番号はそのまま、という方法も用意されています。

結論からお伝えすると、固定電話を安くする近道は「メタル回線(昔ながらの加入電話)から、ひかり電話やケーブル電話などの新しい仕組みに乗り換える」ことです。2026年4月にはNTTの加入電話の基本料が約30年ぶりに値上げされ、住宅用で月2,090円(税込)になりました。一方、光回線を使うひかり電話なら基本料は月550円(税込)。差額は毎月1,500円以上にもなります。

この記事では、固定電話を安くする5つの方法を、それぞれの料金・番号の引き継ぎ可否・注意点までまとめて解説します。「番号は絶対に変えたくない人」「とにかく月額をゼロに近づけたい人」、どちらの希望にも答えられるよう、状況別のおすすめも用意しました。リビングで隣に座って一緒に請求書を眺めるつもりで、最後までお付き合いください。

📌 この記事でわかること

・固定電話を安くする5つの方法と、それぞれの月額料金の目安
・NTT加入電話・ひかり電話・J:COM PHONE プラス・050アプリの料金比較
・電話番号をそのまま引き継いで安くする条件と手順
・乗り換え前に必ず確認したい注意点とよくある質問

目次

固定電話を安くする方法は大きく5つ|まず料金の仕組みを知ろう

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固定電話を安くしたいと思っても、やみくもにプランを変えると「番号が変わってしまった」「思ったほど下がらなかった」という失敗につながります。最初に、なぜ固定電話の料金が高くなりがちなのか、その仕組みを押さえておきましょう。仕組みがわかれば、自分のケースで何を削ればいいかが見えてきます。

安くする鍵は「基本料の見直し」にある

固定電話の請求は、毎月固定でかかる「基本料」と、使った分だけかかる「通話料」の2つに分かれます。多くのご家庭で通話自体は月に数十分程度のため、請求額の大半を占めているのは基本料です。つまり、通話料を細かく節約するより、基本料そのものが安い回線へ乗り換えるほうが効果は大きくなります。NTTの加入電話(住宅用)は2026年4月から月2,090円(税込)ですが、後ほど紹介するひかり電話なら基本料は月550円(税込)。この時点で毎月1,540円の差です。まずは「自分の基本料がいくらか」を請求書で確認することが、節約の第一歩になります。

なぜ加入電話は高い?2026年4月の値上げ事情

昔ながらの固定電話(加入電話)は、電話局から自宅まで銅線(メタル回線)をつないで通話します。この銅線の設備は全国に張りめぐらされており、老朽化した設備の維持や保守に大きなコストがかかります。利用者の減少と設備の老朽化が重なり、NTT東日本・西日本は2026年4月、加入電話の基本料を約30年ぶりに値上げしました。住宅用で月220円、事務用で月330円のアップです。

固定電話の基本料金の詳細はNTT東日本の基本料金ページでご確認いただけます。

さらにメタル回線は2026年度から段階的に終了措置が始まる予定で、長い目で見れば光回線などへの移行が前提になっていきます。「高いまま使い続ける」より「早めに見直す」ほうが理にかなっている、という背景がここにあります。

固定電話を安くする5つの方法・早見表

固定電話を安くする方法は、大きく次の5つに整理できます。番号を維持したいか、月額をどこまで下げたいかで選び方が変わります。下の表で全体像をつかんでください。

📊 安くする5つの方法・早見表

①ひかり電話へ乗り換え 基本料を月550円前後に。番号引き継ぎ可の場合あり
②J:COM PHONEへ乗り換え ネット・テレビとセットで使う人向け。J:COM同士は無料
③050のIP電話アプリ 月額0円〜。番号は050に変わる
④オプションの見直し 使っていない付加サービスを解約する
⑤通話料の見直し 携帯への通話が多い人はかけ放題系を検討

自分に合う方法の選び方|番号維持がカギ

5つの方法のうちどれを選ぶかは、「いまの電話番号を変えたくないかどうか」でほぼ決まります。番号を絶対に変えたくないなら、選択肢はひかり電話やJ:COM PHONEなど、番号ポータビリティ(電話番号を引き継ぐ仕組み)に対応した乗り換え先になります。逆に「番号が変わっても気にしない」「とにかく月額を下げたい」なら、050のIP電話アプリが最安です。判断に迷ったら、まず「過去1年でこの固定電話番号を誰かに伝えたか」を思い出してみてください。名刺やチラシ、登録先に番号を載せている場合は番号維持を優先するのが安全です。誰にも教えていないなら、思い切ってIP電話に切り替える価値があります。

ひかり電話なら基本料を月550円まで下げられる

番号を変えずに固定電話を安くしたい人にとって、もっとも王道なのが「ひかり電話」への乗り換えです。光回線を使って通話する仕組みで、NTTの基本プランなら基本料は月550円(税込)。加入電話と比べて基本料が4分の1近くまで下がります。仕組みと注意点を順に見ていきましょう。

結論:光回線を通話に使うから基本料が安い

ひかり電話は、フレッツ光などの光回線(インターネット用の回線)を電話の通話にも使うサービスです。専用の銅線を維持する必要がないぶん設備コストが抑えられ、NTT東日本のひかり電話「基本プラン」では月額利用料が550円(税込)に設定されています。加入電話の住宅用基本料(2026年4月以降で月2,090円)と比べると、毎月1,540円、年間で約1万8,000円の差です。すでに自宅に光回線を引いている、あるいはこれから引く予定があるなら、電話だけ加入電話のまま残しておく理由はほとんどありません。ただし、ひかり電話を使うには光回線の契約が前提になる点は押さえておきましょう。

通話料も全国一律3分8.8円でわかりやすい

ひかり電話は基本料が安いだけでなく、通話料の体系もシンプルです。NTTのひかり電話は固定電話あての通話料が距離に関係なく全国一律3分8.8円(税込)。加入電話では市内・県内市外・県外で料金が分かれ、遠距離ほど高くなりますが、ひかり電話なら遠くの実家へかけても近所へかけても同じ料金です。遠距離通話が多い家庭ほど、この一律料金の恩恵は大きくなります。なお、より通話が多い人向けには、一定額の通話料込みで月1,650円(税込)の「ひかり電話A(エース)」のようなプランも用意されています。月の通話時間に合わせてプランを選べるのもひかり電話の利点です。

申し込みと番号引き継ぎの手順

ひかり電話への乗り換えは、光回線の申し込みと同時に手続きするのが基本です。流れは次のとおりです。

🔧 ひかり電話への乗り換え手順

  1. Step1: 現在の固定電話番号と契約者名義を手元に用意する
  2. Step2: 光回線を申し込む際に「ひかり電話」と「電話番号の引き継ぎ(番号ポータビリティ)」を同時に依頼する
  3. Step3: 開通工事日を調整し、当日に光回線とひかり電話を切り替える
  4. Step4: 電話機を光回線の機器(ホームゲートウェイ)につなぎ直し、発着信できるか確認する

注意したいのは、すべての番号が必ず引き継げるわけではない点です。番号の種類や発番元、設置場所によっては引き継げないことがあるため、申し込み時に「この番号は引き継げますか」と必ず確認してください。

失敗パターン:停電時に通話できず慌てた

ひかり電話で見落としがちなのが「停電に弱い」という弱点です。これは1つ目の代表的な失敗パターンです。ひかり電話は光回線の機器(ホームゲートウェイ)に電気が通って初めて使えるため、停電して機器の電源が落ちると通話ができなくなります。昔の加入電話は電話局から電気が供給され、停電中でも通話できることが多かったため、「災害時に使えると思っていたのに、いざというとき不通だった」という声は少なくありません。対策としては、機器につなぐ予備バッテリーを用意する、あるいは停電時の連絡手段として携帯電話を必ず充電しておく、といった備えが有効です。固定電話を非常用と考えている方は、この点を理解したうえで乗り換えを判断しましょう。

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J:COM PHONE プラスの料金と「無料通話」の活かし方

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すでにJ:COMのインターネットやテレビを契約している、あるいはこれから検討している方には、J:COMの固定電話サービス「J:COM PHONE プラス」も有力な選択肢です。ネット・テレビとまとめて使うことで、電話単体で契約するより管理がラクになり、J:COM同士の無料通話というメリットも受けられます。

J:COM PHONE プラスの基本料と内訳

J:COM PHONE プラスの基本料は、月額770円(税込)からとなっています。ただし2026年7月以降は順次1,012円(税込)への改定が予定されているため、申し込み時期によって金額が変わる点に注意してください。なお、ネットやテレビをセットにせず固定電話を単独で契約する「標準契約」の場合は、総額で月1,661円(税込、2026年7月以降は1,903円)が目安になります。基本料のほかに、電話のユニバーサルサービス料・電話リレーサービス料、そして使った分の通話料が別途かかる仕組みです。料金は条件によって変わるため、正確な金額は申し込み前にJ:COM公式サイトで確認するのが確実です。

📊 J:COM PHONE プラス 料金の目安

基本料(セット利用時) 月770円〜(2026年7月以降は順次1,012円)
市内通話料 3分8.8円(税込)
J:COM PHONE同士 24時間通話無料
別途かかる費用 ユニバーサルサービス料・電話リレーサービス料・通話料

J:COM同士は24時間無料|かけ放題パックも

J:COM PHONE プラスの大きな特徴が、J:COM PHONE プラス同士・ケーブルプラス電話あての通話が24時間無料になる点です。離れて暮らす家族が同じくJ:COMの固定電話を使っている場合、毎日長電話してもこの区間は通話料がかかりません。さらに、携帯電話への通話が多い人には「かけ放題パック」(月1,067円・税込)も用意されています。これは10分までの通話が何度でも無料になる「かけ放題」と、後述の「オプションパック」がセットになったもので、短い電話を頻繁にかける家庭ほど割安になります。自分や家族の通話相手・通話時間を思い浮かべて、無料区間に当てはまるかどうかを確認してみてください。

ネット・テレビとセットで考えるとお得

J:COM PHONE プラスは、固定電話単体で考えるとひかり電話より基本料がやや高めです。しかし、J:COMのインターネットやテレビとまとめて契約している場合、請求が1本化されて管理がしやすく、セット利用時の基本料(月770円〜)で使えます。すでにJ:COMでネットやテレビを使っているなら、電話だけ別会社に分けるより、まとめたほうが手間も少なく済みます。逆に、J:COMのネットやテレビを使う予定がまったくないのに、固定電話のためだけにJ:COMと契約するのは割高になりがちです。「電話のついで」ではなく「ネット・テレビのついでに電話も」という発想で選ぶのがコツです。

オプションパックの選び方

固定電話には、相手の番号が表示される「発信番号表示(ナンバーディスプレイ)」や、通話中の着信に対応できる「割込通話(キャッチホン)」などのオプションがあります。J:COM PHONEでは、これらを個別に契約すると発信番号表示440円・割込通話330円・割込番号表示110円・番号通知リクエスト220円(いずれも月額・税込)ですが、4つをまとめた「オプションパック」なら月550円(税込)に収まります。個別に全部つけるより約550円安くなる計算です。迷惑電話対策をしたいなら「迷惑電話自動ブロック」(月330円・税込)、留守がちなら「着信転送」(月550円・税込)を追加するなど、必要なものだけ選ぶのが節約のコツです。使っていないオプションがないか、この機会に見直してみましょう。

050のIP電話アプリは月額0円|基本料ゼロで番号を持つ方法

「番号が変わってもいいから、とにかく月額をゼロに近づけたい」という人に最適なのが、050から始まるIP電話アプリです。スマホやパソコンにアプリを入れるだけで電話番号を持てて、月額基本料がかからないサービスもあります。固定電話の代わりとして使う人も増えています。

結論:月額0円で「もう1つの番号」を持てる

050のIP電話アプリは、インターネット回線を使って通話する仕組みで、初期費用や月額基本料が無料のサービスがあります。たとえば「SMARTalk(スマートーク)」は初期費用・月額基本料・留守番電話がすべて無料で、使った通話料だけを支払う仕組みです。固定電話の基本料を毎月2,000円近く払っていた人が、これに切り替えれば基本料はゼロ。電話を持っているだけでお金がかかる状態から解放されます。家にいる時間が短い一人暮らしの方や、固定電話はほとんど受け専用という方にとっては、思い切った節約になります。

SMARTalkとMy050の違い

代表的な050アプリには「SMARTalk」と「My050(ブラステル)」があります。SMARTalkは国内通話が一律8.8円(税込)で、多くの050番号同士なら24時間無料通話ができます。一方のMy050は、あらかじめお金をチャージして使うプリペイド式で、月額固定費がなく、使わない月はほぼコストゼロで番号を維持できるのが特徴です。「毎月少しは通話する」ならSMARTalk、「番号だけ持っておいて、使うときだけ払いたい」ならMy050、といった使い分けが目安になります。どちらもアプリをインストールして利用登録すれば使い始められるため、まずは無料で試してみて、自分の使い方に合うか確かめるとよいでしょう。

導入の手順はアプリのインストールから

050アプリの導入は、固定電話の工事のような大がかりな作業は不要です。基本的な流れは次のとおりです。

🔧 050 IP電話アプリの始め方

  1. Step1: スマホのアプリストアでSMARTalkやMy050などのアプリを検索してインストールする
  2. Step2: メールアドレスなどで利用登録し、050から始まる番号を発行してもらう
  3. Step3: 支払い方法(クレジットカードなど)を登録する
  4. Step4: 自宅のWi-Fiにつないだ状態で、家族の携帯などに試しに発信してみる

自宅のWi-Fi(無線インターネット)につないでおけば、通話のたびにスマホのデータ通信量(ギガ)を気にせず使えます。家の中で固定電話のように使いたいなら、Wi-Fi環境を整えておくのがポイントです。

失敗パターン:110番が使えず番号も引き継げなかった

050アプリには明確な弱点があり、これが2つ目の代表的な失敗パターンです。第一に、050のIP電話は110番(警察)や119番(消防・救急)といった緊急通報が使えません。「固定電話なら緊急時にかけられる」と思い込んでいると、いざというとき困ります。緊急通報は携帯電話で行うと決めておきましょう。第二に、いま使っている0から始まる固定電話番号(市外局番つきの番号)は、050アプリには引き継げません。発行されるのは新しい050番号です。「番号はそのままがいい」という人には向かない方法なので、番号を捨ててもよいかどうかが分かれ目になります。この2点を理解したうえなら、月額0円というメリットは非常に大きい選択肢です。

電話番号そのままで安くする3つのポイント

「番号を変えずに、それでも安くしたい」——これが多くの人の本音だと思います。実は、番号を維持したまま料金を下げる方法はちゃんとあります。番号ポータビリティの仕組みと、今日からできる見直しポイントを3つに絞って解説します。

番号を引き継げる条件を確認する

加入電話で使っている固定電話番号は、「番号ポータビリティ」という仕組みによって、ひかり電話やJ:COM PHONEなどへ引き継げる場合があります。ただし、これはどんな番号でも必ず引き継げるわけではありません。引き継げるかどうかは、番号の種類、その番号を最初に発行した事業者(発番元)、現在使っている回線、移行先のサービス、設置場所などの条件によって変わります。たとえばNTTで最初に発番された番号は引き継げることが多い一方、もともと他社のIP電話で取得した番号などは条件が異なります。乗り換えを検討する際は、申し込み前に必ず「この番号は引き継げますか」と移行先に確認しましょう。ここを確認せずに解約してしまうと、番号が失われて元に戻せなくなります。

使っていないオプションを解約する

意外と見落とされがちなのが、付加サービス(オプション)の払いすぎです。固定電話には、発信番号表示・割込通話・着信転送・留守番電話など、契約当初につけたまま使っていないオプションが残っていることがよくあります。それぞれは月数百円でも、複数あわせると毎月1,000円以上の無駄になっているケースもあります。まずは請求書の明細を開き、「このサービス、最近使ったかな?」と一つずつ確認してみてください。使っていないものを解約するだけで、番号も使い勝手も一切変えずに料金を下げられます。これは乗り換えの手続きすら不要で、もっとも手軽な節約方法です。一方で、ナンバーディスプレイのように防犯上あると安心な機能は、必要に応じて残す判断も大切です。

携帯への通話が多い人は通話料を見直す

基本料を下げたあとに効いてくるのが、通話料の見直しです。固定電話から携帯電話へかける通話は、固定電話同士より割高になりがちで、J:COM PHONEの場合でもau宛17.05円/分・ドコモ宛17.6円/分(いずれも税込)といった料金がかかります。携帯への発信が多い家庭なら、10分かけ放題などのオプションを付けたほうがトータルで安くなることがあります。逆に通話がほとんどない家庭は、かけ放題を付けず通話料を都度払いにしたほうが割安です。自分の通話スタイル(誰に・どのくらいかけるか)を把握することが、最適なプラン選びの土台になります。スマホ側のギガや通話料とあわせて家全体の通信費を見直すと、さらに削れる部分が見つかることもあります。

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【比較表】固定電話の料金を方法別に徹底比較

ここまで紹介した方法を、料金と番号の引き継ぎという観点で一覧にまとめます。数字を横並びで見ると、自分にとっての正解が見えやすくなります。あわせて「実は見落としがちな視点」と、状況別のおすすめも紹介します。

基本料・通話料の一覧表(ジェイコムまるわかりガイド調べ)

主要な4つの選択肢を、月額基本料・通話料の目安・電話番号の扱いで比較したのが下の表です(2026年6月時点・ジェイコムまるわかりガイド調べ)。料金はいずれも税込で、条件により変動します。

サービス 月額基本料 通話料の目安 電話番号
NTT加入電話(住宅用) 月2,090円 距離で変動 そのまま
NTTひかり電話(基本プラン) 月550円 全国一律3分8.8円 引き継ぎ可の場合あり
J:COM PHONE プラス 月770円〜 市内3分8.8円/J:COM同士無料 引き継ぎ可の場合あり
050 IP電話アプリ 月0円〜 国内一律8.8円程度 050に変わる

※J:COM PHONE プラスの基本料は2026年7月以降、順次1,012円〜に改定予定です。最新の料金は各社公式サイトでご確認ください。

実は「解約して0円」が最安とは限らない

「いっそ固定電話を解約すればタダになるのでは?」と考える方もいるでしょう。意外と知られていませんが、解約が必ずしも最善とは限りません。固定電話番号は、住宅ローンや各種契約の連絡先、子どもの学校への登録、宅配便の不在連絡など、思わぬ場面で求められることがあります。解約後に「やっぱり固定電話が必要」となっても、同じ番号は二度と戻ってきません。また、固定電話があることで一定の社会的信用につながる場面も残っています。月額0円にこだわるなら、解約ではなく050アプリで番号だけ維持する、という折衷案のほうが安全なケースが多いのです。「ゼロにする」より「限りなくゼロに近づけつつ番号は残す」という発想が、後悔の少ない選び方になります。

状況別おすすめ|一人暮らし・家族・高齢の親

最適な方法は、暮らし方によって変わります。一人暮らしで固定電話をほとんど使わないなら、月額0円の050アプリが第一候補です。携帯があれば困る場面はほとんどありません。家族で暮らしていて自宅にネット回線を引いているなら、ひかり電話かJ:COM PHONEで基本料を下げるのが現実的です。とくにJ:COMでネット・テレビをまとめているご家庭は、J:COM PHONE プラスにすると請求も一本化できます。離れて暮らす高齢の親の家の電話なら、番号を変えると親戚や近所への連絡で混乱を招くため、番号を引き継げるひかり電話などが安心です。「誰が・どう使うか」を起点に選べば、料金と使い勝手のバランスが取れます。

乗り換え前に確認したい注意点とよくある質問

固定電話を安くする方法がわかったら、最後に乗り換え前のチェックポイントを押さえておきましょう。工事費や手続きの落とし穴を知っておくと、「思ったより費用がかかった」という失敗を防げます。よくある質問もまとめました。

工事費・初期費用と契約のしばりを確認する

固定電話を乗り換える際は、月額料金だけでなく、初期費用や工事費もあわせて確認することが大切です。ひかり電話は光回線とセットで申し込むため、光回線の開通工事費が発生する場合があります。J:COM PHONEも、ネット・テレビと一緒に新規で申し込むなら工事が必要になることがあります。また、回線サービスには契約期間の定めがあるものもあり、途中で解約すると費用が発生するケースがあります。プラン改定が頻繁なため金額は断定できませんが、「初期費用はいくらか」「最低利用期間はあるか」を申し込み前に必ず確認しましょう。月額が安くなっても初期費用が高ければ、トータルで損をすることもあります。

⚠️ 注意:解約のタイミングに気をつけて

新しい固定電話が開通する前に古い回線を解約してしまうと、その間電話が使えなくなったり、番号の引き継ぎができなくなったりすることがあります。乗り換えは「新サービスの開通を確認してから旧回線を解約する」順番が鉄則です。番号ポータビリティを使う場合は、自分で解約せず移行先に手続きを任せるのが安全です。

よくある質問(FAQ)

固定電話を安くするときに、多くの方が気にされる疑問にお答えします。

Q. 電話番号を変えずに料金だけ下げることはできますか?
A. 多くの場合可能です。番号ポータビリティに対応したひかり電話やJ:COM PHONEなどに乗り換えれば、番号を引き継いだまま基本料を下げられます。ただし番号の種類や発番元によって引き継げないこともあるため、申し込み前に移行先へ確認してください。
Q. 050のIP電話だけで固定電話を完全に置き換えられますか?
A. 用途によります。月額0円で番号を持てる魅力はありますが、110番・119番などの緊急通報が使えず、いまの市外局番つき番号は引き継げません。緊急通報は携帯電話で行う前提なら、置き換えは十分可能です。

高齢の親の電話には「見守り」の視点も

料金の安さだけでなく、使う人への配慮も忘れたくないポイントです。とくに高齢のご家族が使う固定電話では、番号が変わると混乱を招いたり、特殊詐欺のリスクがあったりするため、安易な番号変更は避けたいところです。NTTのひかり電話では、70歳以上の契約者を対象にナンバー・ディスプレイ(発信番号表示)などの月額料金が無料になる配慮もあります。相手の番号が表示されれば、知らない番号からの電話を警戒しやすくなり、防犯にもつながります。安くすることと同時に、「使う人が安心して電話を受けられるか」という視点も大切にしてください。料金を最優先しすぎて、必要な見守り機能まで外してしまわないよう注意しましょう。

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まとめ:固定電話は仕組みを変えれば月1,500円以上安くなる

固定電話を安くする最大のポイントは、通話料を細かく削ることではなく、基本料そのものが安い仕組みへ乗り換えることです。2026年4月にNTTの加入電話が住宅用で月2,090円(税込)に値上げされた今、昔ながらのメタル回線をそのまま使い続ける理由は薄れています。ひかり電話なら基本料は月550円、J:COM PHONE プラスならネット・テレビとまとめてお得に、050アプリなら月額0円と、選択肢は豊富です。自分の「番号を変えたいか・通話相手は誰か・誰が使うか」を整理すれば、最適な方法は自然と見えてきます。

この記事の要点を振り返っておきましょう。

  • 固定電話の請求の多くは基本料。下げる近道は回線の乗り換え
  • 番号を変えたくないなら、ひかり電話やJ:COM PHONEで番号を引き継ぐ
  • 番号にこだわらないなら、050のIP電話アプリが月額0円で最安
  • 使っていないオプションの解約は、手続き不要で今すぐできる節約
  • ひかり電話・050は停電や緊急通報に弱い点を理解しておく
  • 乗り換えは「新回線の開通を確認してから旧回線を解約」が鉄則
  • 高齢の親の電話は、料金だけでなく見守り機能も考慮する

まずやってほしい最初の一歩は、手元の請求書を開いて「いまの基本料」と「契約中のオプション」を確認することです。そこに毎月の無駄が眠っているかもしれません。そのうえで、番号を引き継ぎたいかどうかを決めれば、進むべき方向が定まります。料金プランや工事費の条件は改定されることがあるため、最新の料金・条件はJ:COM公式サイトや各社公式サイトでご確認のうえ、自分に合った方法でかしこく固定電話費を見直してください。

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この記事を書いた人

通信回線の比較・乗り換えが得意なネット回線マニア。J:COMを中心に、インターネット・テレビ・電話サービスの料金プランや速度を徹底比較しています。「結局どれがお得なの?」というモヤモヤを、わかりやすく解消する記事を書いています。

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