昨日まで普通に見られていたBS放送が、テレビをつけたら真っ暗、あるいは「受信できません」の文字が出て映らない——。地デジは映るのにBSだけ見られないと、「うちのテレビが壊れた?」「J:COMを解約された?」と不安になりますよね。まずは深呼吸してください。J:COMでBSが映らないトラブルの多くは、機器の故障ではなく、入力切換のズレやケーブルの緩み、天候による一時的な受信低下といった、自分で確認できる原因がほとんどです。
この記事では、J:COMでBSが映らないときの原因を7つに整理し、画面に出るエラーコード(E100〜E205)の意味から、入力切換・チューナー再起動・B-CASカードの抜き差しといった具体的な直し方までを、順番に一緒に確認していきます。テレビのリモコンを手元に置きながら、上から試していけるように構成しました。
「難しい設定はわからない」という方でも大丈夫です。専門用語には都度かみくだいた説明を添えていますし、自分でどこまでやってよくて、どこからJ:COMに任せるべきかの線引きもはっきりお伝えします。それでは、まず最初に確認すべき3つのポイントから見ていきましょう。
・J:COMでBSだけ映らない主な原因7つと、症状別の切り分け方
・画面のエラーコード(E100/E201/E202/E203/E204/E205)が示す意味と対処
・入力切換・チューナー再起動・B-CASカードなど自分でできる直し方の手順
・天候やアンテナが原因のケースと、J:COMに問い合わせ・訪問修理を頼む流れ
J:COMでBSが映らない?パニックになる前に確認したい3つのこと

BSが映らないと分かった瞬間にやってほしいのは、いきなりケーブルを抜き差しすることではなく、「今、何がどう映っていないのか」を落ち着いて把握することです。ここを飛ばすと、原因と関係ない場所をいじって状況を悪化させてしまいます。まずは次の3つを確認しましょう。この段階で直ってしまうケースも珍しくありません。
そのBSは「J:COMチューナー」で見ているかを確認する
最初に切り分けたいのが、「どの機器でBSを見ているのか」です。J:COMのBSには、J:COM専用チューナー(セットトップボックスやJ:COM LINKなど)を通して見るパターンと、建物のパラボラアンテナからテレビへ直接つないで見るパターンがあります。J:COM公式サポートでも、J:COMチューナーのリモコンを使っているか、テレビ・録画機器のリモコンを使っているかで対応が変わると案内されています。テレビ側のリモコンだけで操作している場合、その受信は建物のアンテナ経由で、J:COMでは対応できないこともあります。まずはテレビ台まわりを見て、黒い箱型のJ:COM機器があるか、リモコンにJ:COMのロゴがあるかを確かめてください。ここを勘違いしていると、直せる相手が変わってしまいます。
家中の全テレビが映らない?それとも1台だけ?で原因が変わる
次に確認したいのが、映らないのが家じゅうの全テレビなのか、特定の1台だけなのかです。ここで原因の範囲が大きく絞れます。全テレビでBSが映らないなら、大元の配線・ブースター(電波を安定供給する増幅器)の電源・地域の障害といった「共通部分」が疑わしくなります。一方で1台だけ映らないなら、そのテレビの入力切換・B-CASカード・そのチューナー個体の不調など「その機器固有」の問題である可能性が高くなります。ほかの部屋にテレビがあれば、そちらのBSが映るかを見に行くだけで切り分けが進みます。1人暮らしでテレビが1台しかない場合は、この後のエラーコード確認から進めてください。
まずは30秒でできる電源リセットから試す
原因の見当がつかなくても、多くの一時的な不具合はチューナーの再起動でリセットされます。J:COMチューナーの電源を切り、電源コードをコンセントから抜いて、30秒〜1分ほど待ってから差し直してください。放電されて内部処理がリフレッシュされ、BSが復活することがあります。J:COM公式も、一時的な動作不安定にはチューナーのリセット操作が有効としています。注意点として、録画中にリセットするとその録画は中断されますが、予約設定や録画済みのデータが消えることはありません。起動には数分かかるので、画面が真っ暗でも慌てず待ちましょう。
BSが映らない主な原因7つ|地デジは映るのにBSだけ、のナゾ
「地デジは普通に映るのにBSだけ映らない」というのは、J:COMでとても多い相談パターンです。地デジとBSは受信する電波や経路が一部異なるため、片方だけ不調になることがあるのです。ここでは、BSが映らない原因を7つに整理して全体像をつかみます。自分の症状がどれに近いかを意識しながら読んでみてください。
地デジは映るのにBSだけ映らないのはなぜ?
地デジ(地上デジタル放送)とBS(放送衛星を使った放送)は、そもそも電波の届き方が違います。地デジは地上の電波塔から、BSは宇宙の衛星から届くため、BS側だけに関わる要素——衛星向けの配線、BS対応の入力設定、天候の影響——のどれかが崩れると、地デジは無事なままBSだけが映らなくなります。J:COMチューナー経由の場合も、チャンネル設定や契約プランがBSに紐づいているため、地デジとBSで挙動が分かれることがあります。つまり「地デジが映るからテレビもアンテナも正常」とは限りません。BS特有の経路のどこかにつまずきがある、と考えるのが切り分けの第一歩です。
【ジェイコムまるわかりガイド調べ】BSが映らない原因7つと着眼点
相談として挙がりやすいBSが映らない原因を、確認のしやすさとあわせて一覧にしました。上から順に、自分で確認しやすいものを並べています。
| No. | 原因 | 自分で確認しやすいか |
|---|---|---|
| 1 | 入力切換が地デジ側のまま | ◎ すぐ確認できる |
| 2 | チューナーの一時的な不具合 | ◎ 再起動で確認 |
| 3 | 天候不良による受信レベル低下 | ◯ 空模様で判断 |
| 4 | B-CAS(C-CAS)カードの接触不良 | ◯ 抜き差しで確認 |
| 5 | 同軸ケーブルの緩み・接触不良 | ◯ 差し込みを確認 |
| 6 | パラボラアンテナの向きズレ・故障 | △ 目視のみ・修理は業者 |
| 7 | 放送休止・契約プラン・地域障害 | ◯ 番組表・障害情報で確認 |
※ジェイコムまるわかりガイド調べ。原因の切り分け順の目安であり、発生を保証するものではありません。
実は「入力切換の単純ミス」が最初に疑うべき犯人
意外に思われるかもしれませんが、BSが映らない相談で最初に疑うべきなのは、故障ではなく「テレビの入力切換が地デジやHDMI別ポートのまま」という単純なズレです。家族がゲーム機やレコーダーを使ったあとに入力が切り替わったまま、あるいは掃除中にリモコンの入力ボタンを押してしまった、というケースは想像以上に多いものです。高価な修理を呼ぶ前に、リモコンの「入力切換」ボタンを何度か押して、J:COMチューナーがつながっている入力(HDMI1など)に合っているかを確かめるだけで解決することがあります。「まさかそんな単純なこと」と決めつけず、いちばん簡単な可能性からつぶすのが遠回りに見えて近道です。
症状別に原因をざっくり切り分けるコツ
原因を早く絞るコツは、「画面に何が出ているか」を手がかりにすることです。エラー番号(E202など)が出ているなら電波・配線・契約の問題、真っ暗で音声だけ出るなら映像信号や入力の問題、砂嵐やブロックノイズ(映像がモザイク状に崩れる現象)なら受信レベルの低下、というように症状ごとに疑う場所が変わります。特定のBSチャンネルだけ映らないのか、BS全体が映らないのかも重要なヒントです。全体なら共通の受信・配線、特定チャンネルだけなら放送休止や契約プランを先に疑いましょう。次の章で、エラーコードから原因を一発で特定する方法を詳しく見ていきます。
画面のエラーコードで原因を一発特定|E100〜E205の意味と対処

BSが映らないとき、テレビ画面には「Exxx」という3桁のエラー番号が表示されることが多くあります。この番号は原因を教えてくれる案内板のようなもので、意味さえ分かれば対処の方向がすぐに定まります。J:COM公式サポートで案内されている主要なエラーコードを、意味と対処の方向とあわせて整理します。
| E100 | B-CAS(C-CAS)カードを正しく挿入してください(カード挿入・接触の問題) |
| E201 | 信号レベルが低下しています(受信信号の減弱・天候や配線) |
| E202 | 受信できません(放送電波を受信できていない状態) |
| E203 | 現在、このチャンネルは放送を休止しています(放送休止中) |
| E204 | このチャンネルはありません(チャンネル未登録) |
| E205 | このチャンネルはご覧いただけません。ケーブルテレビ局へ連絡してください(視聴権限なし・契約プラン外) |
E100・E201:カードと信号レベルからのサイン
E100は「B-CAS(C-CAS)カードを正しく挿入してください」という意味で、受信契約の情報が読み取れていない状態です。カードがきちんと差さっていない、向きが逆、金属端子が汚れている、といった原因が考えられます。対処は、チューナーの電源を切ってからカードを一度抜き、向きを確認して差し直すのが基本です。E201は「信号レベルが低下しています」で、電波が届いてはいるものの弱くなっているサインです。豪雨・大雪などの天候、ケーブルの緩み、機器の経年劣化が主な引き金になります。まずは配線の緩みを確認し、天候が原因なら回復を待つのが基本対応です。どちらも自分で確認しやすいエラーなので、慌てずに一つずつ試しましょう。
E202「受信できません」が出たときの意味と対処
E202は「受信できません」、つまり放送電波そのものがチューナーに届いていない状態を示す、BSが映らないときに最も遭遇しやすいエラーです。原因は、テレビの入力切換の誤り、ブースター(電波の増幅器)の電源が切れている、アンテナ線(同軸ケーブル)の緩みや配線ミスによる電波レベルの低下、チャンネル設定の未取得など複数にわたります。対処の順番としては、①入力切換を確認、②テレビ・チューナー周辺のコンセントが抜けていないか・ブレーカーが落ちていないかを確認、③ケーブルの緩みを締め直す、④チャンネルの再設定、の流れが基本です。E202が家じゅうの全テレビで出ているなら、大元の配線やブースター電源、地域の障害を優先して疑ってください。

E203「放送を休止しています」は故障じゃないことが多い
E203は「現在、このチャンネルは放送を休止しています」という意味で、実は故障ではないケースが大半です。BS・CSのチャンネルには、深夜や特定時間帯に放送を休止しているものがあり、その時間に合わせると自然にE203が表示されます。まずやるべきは番組表を確認し、そのチャンネルが本当に放送中かをチェックすることです。ほかのBSチャンネルが正常に映るなら、テレビや配線ではなくチャンネル側の休止が原因と判断できます。ただし、番組表では放送しているはずなのにE203が続く場合は、接触不良や信号の乱れが疑われるため、配線の確認やチューナーの再起動に進みましょう。「エラー=故障」と決めつけないことが、無駄な問い合わせを減らすコツです。

E204・E205:チャンネル設定と契約からのサイン
E204は「このチャンネルはありません」で、選局したチャンネルがチューナーに登録されていない状態です。引っ越しや機器の初期化のあと、チャンネル設定(スキャン)をしていないと出やすくなります。対処はチャンネルの再設定を行うことです。一方E205は「このチャンネルはご覧いただけません。ケーブルテレビ局へ連絡してください」で、そのチャンネルを見る契約権限がない状態を示します。契約プランに含まれていないBS・CSチャンネルを選ぶと表示されるため、これは故障ではありません。見たいチャンネルが契約プランに含まれているかを、契約内容やマイページで確認しましょう。E205が出るチャンネルを視聴したい場合は、プラン変更の相談が必要になります。
入力切換とチューナー再起動|数分で直る定番の対処法
エラーコードの見当がついたら、次は実際に手を動かして直していきましょう。BSが映らないトラブルの多くは、入力切換の修正とチューナーの再起動という2つの基本操作でカタがつきます。専門知識も工具も要らず、数分でできる対処なので、まずはここから確実にこなしていきましょう。
テレビの入力切換をJ:COMチューナー側に合わせる手順
BSが真っ暗・音も出ない場合、テレビの入力がJ:COMチューナーにつながっていない可能性が高いです。手順は、テレビのリモコンで「入力切換」または「入力」ボタンを押し、HDMI1・HDMI2・ビデオ1などの候補を1つずつ切り替えて、J:COMチューナーの映像が出る入力を探します。多くの家庭ではJ:COM機器はHDMI端子につながっているので、まずHDMI系を試すと早いです。チューナーのHDMIケーブルがテレビのどの番号の端子に挿さっているかを目視で確認すると、狙いを定めやすくなります。注意点として、テレビ本体のチャンネルボタン(地デジ/BS切換)とJ:COMチューナーのチャンネル操作は別物です。J:COM経由で見るときは、テレビは「外部入力」に固定し、チャンネルはJ:COMのリモコンで変えるのが基本と覚えておきましょう。
J:COMチューナーの再起動(リセット)の正しい手順
入力切換で直らないときは、チューナーの再起動を丁寧に行います。手順は、①チューナー本体の電源を切る、②背面や側面の電源コードをコンセントから抜く、③そのまま30秒〜1分待つ(内部の電気を放電させるため)、④コードを差し直して電源を入れる、⑤起動が完了するまで数分待つ、の順です。この「待つ時間」が短いと放電しきれず、リセットの効果が出にくくなります。J:COM公式もチューナーのリセット操作を一時的な不安定の改善策として案内しています。起動直後はチャンネル情報の読み込みに時間がかかるため、すぐに映らなくても少し待ってから判断してください。複数のJ:COM機器がある場合は、BSが映らないテレビにつながっている機器を再起動します。
【失敗パターン1】録画中のリセットでやりがちなミス
再起動でありがちな失敗が、録画中と気づかずに電源を抜いてしまうことです。J:COM公式の案内では、リセット操作を行うと録画中の番組は中断されます。ただし、予約設定や録画済みのデータそのものが消えるわけではありません。とはいえ、放送中の番組を録っている最中にリセットすると、その回の録画が途中で切れてしまいます。再起動の前に、録画ランプが点いていないか、予約録画の時間帯と重なっていないかを確認してから作業するのが安全です。もう一つの失敗は、待ち時間を取らずにすぐ差し直してしまうこと。放電が不十分だとリセットの意味が薄れます。焦らず30秒以上待つ——この一手間が成否を分けます。
- Step1: 録画中・予約録画の時間と重なっていないか確認する
- Step2: チューナーの電源を切り、電源コードをコンセントから抜く
- Step3: そのまま30秒〜1分待つ(内部を放電させる)
- Step4: コードを差し直して電源を入れ、起動完了まで数分待つ
天候・パラボラアンテナ・配線が原因の受信トラブルを見抜く
入力や再起動で直らないときは、電波を届ける「受信まわり」に目を向けます。BSは衛星からの電波を使う特性上、天候やアンテナ・配線の影響を受けやすい放送です。ここでは、自分で確認できる範囲と、業者に任せるべき範囲の線引きも含めて見ていきましょう。
豪雨や大雪でBSが乱れる「降雨減衰」の正体
激しい雨や雪のときにBSだけ映像が乱れる、あるいは一時的に映らなくなるのは、「降雨減衰(こううげんすい)」と呼ばれる現象です。BSは宇宙の衛星から届く電波を使うため、大気中の雨粒や雪に電波が吸収・散乱され、受信レベルが一時的に下がってしまいます。これは機器の故障ではなく、放送衛星を使う放送につきものの特性で、地デジより天候の影響を受けやすいのが理由です。対処は、基本的に天候の回復を待つことです。豪雨のあいだだけE201やブロックノイズが出て、雨が上がると元通りになるなら、降雨減衰の可能性が高いと考えてよいでしょう。逆に、晴れているのにレベルが低いままなら、アンテナや配線側の問題を疑う番になります。
パラボラアンテナの向きズレ・故障を疑うケース
晴天でもBSの受信レベルが低い、あるいは全テレビでBSだけ映らないときは、パラボラアンテナ(衛星の電波を受ける皿型のアンテナ)の不具合が考えられます。J:COM公式でも、BSが映らない原因としてパラボラアンテナの故障・向きのズレ・電源が供給されていない状態が挙げられています。台風や強風のあとにアンテナの角度がずれると、衛星の方向を正確に向けなくなり受信できなくなります。ただし、アンテナの角度調整は数度ズレただけでも映らなくなるほど繊細で、屋根やベランダでの高所作業をともなうため、自分での調整はケガの危険があります。ここは無理をせず、賃貸なら管理会社・大家さん、J:COM経由の設備ならJ:COMへ連絡し、専門の作業員に点検を任せるのが安全です。

同軸ケーブルの緩み・接触不良をチェックする
受信トラブルの地味だが多い原因が、同軸ケーブル(テレビの電波を通す太めのケーブル)の緩みや接触不良です。テレビやチューナーの裏側、壁のアンテナ端子との接続部分を確認し、コネクタが緩んでいないか、根元まで差し込まれているかをチェックします。ネジ式のコネクタなら、手で軽く締め直すだけで受信レベルが戻ることがあります。掃除や模様替えでテレビを動かした直後にBSが映らなくなった場合は、このケーブルの抜けかけを真っ先に疑ってください。確認するときは、感電やショートを防ぐため、必ずチューナーの電源を切ってから作業しましょう。分配器(1本の電波を複数の部屋に分ける機器)を使っている場合は、その接続部も緩みやすいポイントです。
【失敗パターン2】アンテナを自分でいじって悪化させる
受信トラブルでやりがちな失敗が、「直そうとしてパラボラアンテナを自分で回してしまう」ことです。少しでも受信を良くしようと角度を動かすと、衛星の方向から外れてかえって完全に映らなくなり、元の角度に戻せなくなるケースがあります。アンテナの向きは専用の測定器で微調整するもので、目分量で合わせられるものではありません。また、屋根やベランダでの作業は転落の危険があり、雨で濡れた足場ならなおさらです。「ちょっと動かすだけ」のつもりが、業者を呼ぶ大ごとに発展しかねません。アンテナ本体に手を出すのは避け、自分でやるのは室内のケーブル・カード・入力・再起動までにとどめる——この線引きを守ることが、結果的に早く安く直すコツです。
屋根やベランダのパラボラアンテナの角度調整・高所作業は、転落やケガ、症状の悪化につながります。アンテナ本体の調整・修理は専門の作業員に依頼し、自分で行うのは室内でできる「ケーブル確認・カード抜き差し・入力切換・チューナー再起動」までにとどめましょう。
B-CASカードとチャンネル再設定でBSを復活させる手順
配線や天候に問題がなさそうなら、次はB-CASカードとチャンネル設定を見直します。特にE100(カード)やE204(チャンネル未登録)が出ているときは、この章の手順が直接の解決策になります。どちらも室内で完結し、リスクの低い作業です。落ち着いて一つずつ進めましょう。
B-CASカードを抜き差しして接点をリフレッシュする
E100が出ている、またはBS全体が映らないときは、B-CAS(C-CAS)カードの接触不良を疑います。B-CASカードは、放送を見る権利の情報が入ったICカードで、これが正しく読み取れないとBSが映りません。手順は、①チューナーの電源を切る、②カードスロットからカードをまっすぐ抜く、③金色の端子部分を手で触らないよう注意しつつ、汚れがあれば乾いた柔らかい布で軽く拭く、④矢印の向きを確認してカチッと奥まで差し直す、⑤電源を入れ直す、の順です。抜き差しは電源を切った状態で行うのが基本です。端子を素手でベタベタ触ると皮脂で読み取り不良を招くことがあるので、へりを持つようにしましょう。カードを差し込む向きを間違えると認識されないため、印字やイラストの向きを必ず確認してください。
BS/CSのチャンネルを再スキャン(再設定)する手順
E204「このチャンネルはありません」が出る、あるいは引っ越しや初期化のあとにBSが出ないときは、チャンネルの再設定(スキャン)で直ることが多いです。J:COMチューナーの場合、リモコンの「メニュー」または「設定」ボタンから、設定 > 放送設定 > チャンネル設定(チャンネルスキャン/再スキャン)へと進み、画面の案内にそって実行します。テレビ本体で見ている場合も、設定 > 放送受信設定 > チャンネルスキャンといったメニューから再設定できます。機種により項目名は多少異なりますが、「チャンネル」「スキャン」「再設定」という言葉を目印に探すと見つかります。スキャン中はしばらく操作できませんが、途中で電源を切らずに完了まで待ちましょう。終わったらBSに切り替えて、映るようになったかを確認します。
アンテナレベルの数値で受信状態を確かめる
「直ったのか、たまたま映っただけか」を見極めたいときは、アンテナレベル(受信強度)の数値を確認します。多くのJ:COMチューナーやテレビには、設定 > 放送設定 > アンテナレベル(受信レベル/信号強度)を表示する画面があり、今どれだけ電波を受信できているかを数値やバーで見られます。数値が推奨の目安を下回っていれば、配線の緩みや天候、アンテナの不具合が続いていると判断できます。作業の前後でこの数値を見比べると、ケーブルを締め直した効果があったのかが分かりやすくなります。数値が安定して高ければ受信は良好、低いままならこの後の問い合わせ・訪問修理を検討する材料になります。BSとCSで別々に表示される機種もあるので、映らない放送側の数値を確認してください。
自分で直らないときのJ:COMへの問い合わせと訪問修理の流れ
ここまでの手順をひととおり試してもBSが映らないなら、いよいよJ:COMに相談する段階です。やみくもに電話する前に、確認しておくと話がスムーズに進むポイントと、訪問修理までの流れを押さえておきましょう。準備しだいで、解決までの時間が変わってきます。
まずはJ:COMの障害・メンテナンス情報を確認する
問い合わせの前に確認したいのが、自分の地域で通信障害やメンテナンスが起きていないかです。地域一帯で放送が止まっている場合、自宅の機器をいくら操作しても直りません。J:COM公式サイトのお知らせ・障害情報ページや、マイページ(マイJ:COM)で、住んでいるエリアの障害・工事情報を確認できます。近所の人も同じくBSが映っていないなら、地域の障害の可能性が高く、その場合は復旧を待つのが基本対応です。J:COM公式もBSが映らないときの手順として、まず障害情報の確認を挙げています。障害情報を見てから連絡すれば、「実は障害でした」という行き違いを避けられ、無駄な待ち時間を減らせます。J:COM公式サポートもあわせて確認しておくと安心です。
カスタマーセンターへ問い合わせる前に準備しておくこと
電話で問い合わせるときは、先に情報をそろえておくと解決が早まります。用意しておきたいのは、①契約者名義・住所・契約番号(マイページや契約書類で確認)、②画面に出ているエラーコード(E202など)、③映らないのはBSだけか地デジもか・全テレビか1台だけか、④ここまで自分で試した対処(再起動・入力切換・ケーブル確認など)です。特にエラーコードと「どこまで試したか」を伝えられると、オペレーターが同じ確認を繰り返さずに済み、次の一手に進めます。メモに書き出してから電話するのがおすすめです。J:COMチューナー経由ではなく建物のアンテナ直結で見ている場合は、J:COMではなく管理会社側の対応になることもあるため、その点も最初に伝えるとスムーズです。
訪問修理(点検)の申し込みと当日の流れ
配線やカードの確認をしても改善しない場合、J:COM公式の案内どおり、作業員による宅内外設備の点検・訪問修理が必要になります。申し込みは電話やマイページから行い、日程を調整して訪問日を決めます。当日は作業員がアンテナ・配線・チューナー・受信レベルなどを点検し、原因を特定して対応します。立ち会いが必要になるため、在宅できる日時を選びましょう。注意点として、訪問修理は原因や契約内容によって費用がかかる場合があります。金額や無償・有償の条件は状況やプランで変わるため、申し込み時に「今回のケースで費用が発生するか」を必ず確認してください。契約内容や最新の料金・条件はJ:COM公式サイトで確認するのが確実です。
まとめ|J:COMでBSが映らないときの対処を総ざらい
J:COMでBSだけ映らないトラブルは、その多くが機器の故障ではなく、入力切換のズレ・ケーブルの緩み・天候による一時的な受信低下・カードの接触不良といった、自分で確認できる原因から起きています。だからこそ、いきなりアンテナに手を出したり修理を呼んだりする前に、簡単で安全な確認から順番に試すことが、早く安く直す近道になります。画面のエラーコードは原因を教えてくれる案内板なので、まずはそこを読み取ることから始めましょう。
ここまでの要点を整理します。
- まず「J:COMチューナー経由か」「全テレビか1台だけか」を切り分け、30秒の電源リセットを試す
- エラーコードで原因を特定(E100=カード、E201=信号低下、E202=受信不可、E203=放送休止、E204=チャンネル未登録、E205=契約権限なし)
- 入力切換の確認とチューナー再起動という基本操作で直るケースが多い
- 豪雨・大雪のときの乱れは「降雨減衰」で、天候の回復を待つのが基本
- 同軸ケーブルの緩み・B-CASカードの抜き差し・チャンネル再設定は室内で安全にできる
- 屋根やベランダのパラボラアンテナの角度調整は自分でやらず、専門の作業員に任せる
- 直らないときは、障害情報を確認し、エラーコードと試した対処をそろえてからJ:COMへ相談する
最初の一歩として、まずはリモコンの「入力切換」を確認し、画面にエラーコードが出ていないかを見てみてください。そのうえでチューナーを一度再起動すれば、多くのケースはここまでで解決します。それでも直らなければ、無理をせずJ:COMのカスタマーセンターや訪問修理に頼りましょう。安全にできる範囲を守りながら、落ち着いて一つずつ試していくことが、BSを取り戻すいちばんの近道です。なお、契約内容や最新の料金・サポート条件はJ:COM公式サイトでご確認ください。

コメント