引っ越しや電力会社の乗り換えが決まって「東京電力に解約の電話をしないと」と思ったとき、まず困るのが電話番号です。検針票を探しても番号が複数書いてあったり、検索すると違う番号が出てきたりして、どこにかければいいのか分からなくなります。
結論から言うと、家庭向けの東京電力エナジーパートナーの窓口は、契約している料金プランによって2つに分かれています。従量電灯Bなどの規制料金プランは0120-995-001、スタンダードSやプレミアムSなどの自由料金プランは0120-995-113です。受付時間はどちらも平日と土曜の9時~17時で、日曜・祝日・年末年始は休みです。
そしてもうひとつ大事なのが、そもそも電話をかけなくていいケースがある、という点です。他社へ乗り換えるだけなら、東京電力に自分から解約を申し出る必要はありません。この記事では、番号の使い分けから、つながりやすい時間帯、電話の前に手元に置いておくもの、Webで済ませる手順、解約金と最後の電気代の扱いまで、順番に整理していきます。
・プラン別の解約電話番号2つと、自分がどちらか見分ける方法
・公式が認めている「つながりにくい時間帯」と、狙うべきタイミング
・電話の前に用意する情報と、Webで解約する手順・期限
・解約金がかかるプランと、最後の電気代が請求される時期
東京電力の解約電話は2つ|プランで番号が変わる仕組み

東京電力エナジーパートナーのカスタマーセンターは、用件別ではなく「契約している料金プラン別」に窓口が分かれています。ここを理解しないまま番号を選ぶと、つながった先で「こちらの窓口では承れません」と案内され、かけ直しになります。
従量電灯B・Cを使っているなら0120-995-001
昔から使っている、いわゆる「普通の電気契約」の人はこちらです。東京電力エナジーパートナーの公式サイトでは、規制料金プラン(従量電灯等)に関する電話申込先としてTEL:0120-995-001、受付時間9時~17時(日曜・休・祝日除く)と案内されています。
規制料金プランというのは、国の認可を受けた特定小売供給約款にもとづく料金プランのことです。従量電灯B、従量電灯C、低圧電力などが該当します。マンションやアパートに入居したときに不動産会社の案内どおり申し込んだままの人、10年以上プランを変えていない人は、この規制料金プランのままであることが多いです。
かけるときは、フリーダイヤルなので通話料はかかりません。ただし0120で始まる番号は、国際電話や一部のIP電話からは利用できない場合があると公式に注記があります。格安の光電話やIP電話しか持っていない場合は、スマートフォンからかけたほうが確実です。
やりがちな失敗は、検針票に書かれた「地域の営業所の番号」にかけてしまうことです。古い検針票やお知らせに載っている番号は、統合されて別窓口になっている場合があります。番号は公式サイトで確認したものを使ってください。
スタンダードS・プレミアムなど自由料金プランは0120-995-113
2016年の電力自由化以降に登場した新しい料金プランを契約している人は、こちらの番号です。公式サイトのカスタマーセンター検索ページには「選択約款のプラン・電気自由料金プランにご契約中のお客さまのお手続・ご相談 0120-995-113 受付時間:月曜~土曜 9時~17時(休祝日・年末年始を除く)」と明記されています。
自由料金プランに当たるのは、スタンダードS、スタンダードL、プレミアムS、プレミアムL、スマートライフS、スマートライフL、夜トク8、夜トク12、アクアエナジー100などです。オール電化住宅で夜間の電気代が安くなるプランや、東京電力のガスとセットで契約しているケースも、基本的にこちらの窓口になります。
電話をかけると自動音声応答サービスにつながり、用件ごとの番号を選ぶよう案内されます。引っ越しにともなう使用停止や契約の解約は、音声ガイダンスの指示に従って番号を選択します。オペレーターにつながるまでの待ち時間は、後述する時間帯の影響を大きく受けます。
なお、通話内容は申し出内容の正確な確認とサービス向上のために録音される旨が公式に案内されています。解約日を伝えたのに反映されていない、といったトラブルが起きたときに記録が残るという意味では、電話手続きの利点でもあります。
自分がどちらのプランか3分で見分ける方法
迷ったら、検針票(電気ご使用量のお知らせ)か会員サイト「くらしTEPCO web」を見るのが最短です。どちらにも契約プラン名が印字されているので、そこに「従量電灯」と書いてあれば0120-995-001、「スタンダード」「プレミアム」「スマートライフ」「夜トク」などと書いてあれば0120-995-113と判断できます。
紙の検針票が届かなくなっている人も増えています。Web検針票に切り替わっている場合は、くらしTEPCO webにログインして契約情報確認画面を開けば同じ内容が見られます。ログインIDが分からない場合でも、契約住所とお客さま番号があれば再設定できます。
| 比較項目 | 0120-995-001 | 0120-995-113 |
|---|---|---|
| 対象プラン | 規制料金プラン(従量電灯B・C、低圧電力など) | 選択約款のプラン・電気自由料金プラン |
| 代表的なプラン名 | 従量電灯B/従量電灯C | スタンダードS/プレミアムS/スマートライフS/夜トク8 |
| 受付時間 | 9時~17時(日曜・休・祝日除く) | 月曜~土曜 9時~17時(休祝日・年末年始を除く) |
| 確認方法 | 検針票・くらしTEPCO webのプラン名 | 検針票・くらしTEPCO webのプラン名 |
出典:東京電力エナジーパートナー「従量電灯B・C」、同「新しい料金プランにご加入済みの方はこちら」
停電の連絡先とは別窓口だと知っておく
解約の電話番号を調べていると、停電や電柱・電線に関する問い合わせ先が一緒に出てきて混乱することがあります。この2つは会社自体が別です。契約や料金、解約を担当するのは東京電力エナジーパートナー、電線や電柱などの設備と停電対応を担当するのは東京電力パワーグリッドです。
解約の相談を停電窓口にかけても手続きはできませんし、逆に停電しているときにカスタマーセンターにかけても復旧作業は進みません。公式サイトでも、設備に関する問い合わせは東京電力パワーグリッドが承ると案内されています。急いでいるときほど、用件と窓口の対応関係を確認してからダイヤルしたほうが結果的に早く済みます。
引っ越し当日にブレーカーが上がらない、電気が来ていないといったトラブルは、契約の問題なのか設備の問題なのかで連絡先が変わります。まずは分電盤のブレーカーとアンペアブレーカーの状態を確認し、家の中だけの問題なのか、近隣も停電しているのかを切り分けてから電話するとスムーズです。
番号選びの基準は「用件」ではなく「契約プラン」です。検針票かくらしTEPCO webを開き、プラン名に「従量電灯」とあれば0120-995-001、「スタンダード」「プレミアム」「スマートライフ」「夜トク」とあれば0120-995-113。停電や電柱の相談は東京電力パワーグリッドの担当で、この2つの窓口では受け付けていません。
東京電力の解約電話がつながる時間帯は?公式が認める混雑タイミング
番号が分かっても、つながらなければ手続きは進みません。ここは運任せにせず、公式が公表している混雑情報を使って狙いを定めるのが確実です。
公式サイトが明記している「つながりにくい時間帯」
東京電力エナジーパートナーのカスタマーセンター案内ページには、「月曜(または休日明け)終日、および平日9時~10時はお電話がつながりにくいことがあります」という注記があります。企業側が自分でつながりにくい時間帯を公表しているわけですから、この情報は信頼して使えます。
理由は単純で、日曜・祝日は受付を休んでいるためです。休みの間に発生した問い合わせが翌営業日の朝に集中します。受付開始直後の9時台は、前日までにかけられなかった人が一斉にかけ直すタイミングと重なります。
逆算すると、狙い目は火曜から金曜の午前10時以降、あるいは昼過ぎから夕方にかけての時間帯です。土曜も受付していますが、平日に電話できない人が集中しやすいので、平日の午後のほうが待ち時間は短くなりやすい傾向があります。
見落としがちなのが、引っ越しシーズンの影響です。公式サイトには「カスタマーセンターへのお問い合わせが大変混み合っているため、お電話がつながりにくい場合がございます。早くて便利なWebでのお手続きや、画面右下のチャットをぜひご利用ください」というお詫びも掲載されています。時期によっては、時間帯を選んでも待たされる前提で動いたほうが安全です。
月曜と休日明けの終日、そして平日9時~10時は、公式サイト自身が「つながりにくいことがあります」と案内している時間帯です。引っ越し日が迫っているのにこの時間しか電話できない、という状況は避けたいところ。日曜・祝日・年末年始は受付自体がお休みなので、金曜の夜に思い立っても翌週まで電話はつながりません。
非通知設定のままだとかけ直してもらえない
意外な落とし穴が、発信者番号の通知設定です。公式サイトには「発信者番号を非通知に設定しているお客さまは、電話番号の最初に『186』をダイヤルしてからおかけくださいますようお願いいたします」と案内されています。
これは緊急の用件について、回線障害などの予期せぬ障害で電話が切れたときに、東京電力側からかけ直すためです。すべての利用者に発信者番号通知をお願いしている、と明記されています。非通知のままだと、話の途中で切れた場合に最初からやり直しになります。
スマートフォンで非通知設定にしている人は、番号の前に「186」を付けてダイヤルするだけで、その通話だけ番号を通知できます。設定画面を触る必要はありません。プライバシーが気になる人も、手続きの間だけと割り切ったほうが結果的に手間が減ります。
自動音声ガイダンスで迷わないためのコツ
電話をかけると、いきなりオペレーターにつながるわけではなく、自動音声応答サービスが流れます。公式サイトにも「カスタマーセンターにおかけいただきますと、自動音声応答サービスにて、ご用件ごとの番号をお選びいただくようご案内いたします」と書かれています。
ここで焦って適当な番号を押すと、まったく別の案内に飛ばされてやり直しになります。ガイダンスは最後まで聞いてから選ぶのが鉄則です。引っ越しにともなう電気の使用停止なのか、契約そのものの解約なのか、用件を一言で言えるように整理してからかけると、選択に迷いません。
また、ガイダンスの分岐は改定されることがあります。「◯番を押せば解約」と書かれた古い情報を鵜呑みにせず、その場で流れる案内に従ってください。手元にメモ用紙を置いて、オペレーターから伝えられる受付番号を書き留められるようにしておくと安心です。
失敗パターン①:日曜に電話しようとして手続きが1週間遅れた
平日は仕事で電話ができないため、引っ越し前の日曜にまとめて手続きしようと考える人は少なくありません。ところが東京電力のカスタマーセンターは日曜・祝日が休みです。日曜の午前中に何度かけてもガイダンスが流れるだけで、オペレーターにはつながりません。
そのまま月曜も忙しくて電話できず、火曜に思い出したときには引っ越しまで数日、というのがよくある流れです。手続きの内容によっては、希望日に間に合わせるための調整が必要になります。
対策はシンプルで、平日の日中に電話する時間が取れない人は最初からWeb手続きを選ぶことです。Webは24時間受け付けています。「電話でしか解約できない」という思い込みが、この失敗の根本原因です。次の章で必要な情報をそろえたら、電話とWebのどちらが自分に向いているかを判断してください。
電話の前に手元に置く5つの情報|これがないと話が進まない

オペレーターにつながってから資料を探し始めると、待たせたうえに聞き直しが発生します。かける前の1分の準備で、通話時間は半分近くまで短くなります。
お客さま番号は検針票のどこに書いてある?
手続きで最初に聞かれるのが「お客さま番号」です。これは契約ごとに割り振られた識別番号で、検針票(電気ご使用量のお知らせ)に記載されています。紙の検針票が届いている人は、上部の契約情報欄を探してください。
東京電力エナジーパートナーの引越し手続きページでも、事前準備として「お手続きの際、お客さま番号などにご契約情報が必要になります。検針票や契約情報確認画面をご用意いただくと、お手続きがスムーズです」と案内されています。
紙の検針票がない場合は、くらしTEPCO webにログインして契約情報確認画面を開けば確認できます。アプリやWeb明細に切り替えた人は、過去の請求明細の画面にも記載があります。どうしても見つからない場合でも、契約者名と住所で照会してもらえることがありますが、確認に時間がかかるため番号を用意しておくほうが確実です。
契約者氏名・住所・連絡先で確認されること
本人確認のため、契約者氏名、電気を止める住所、連絡先(携帯番号またはメールアドレス)を聞かれます。ここで注意したいのが、契約者名義が自分ではないケースです。
実家から独立するとき、あるいは同居している家族の名義で契約している場合、電話をかけているあなたと契約者が違うと、手続きが止まることがあります。名義人本人が電話する、または名義人の了解を得たうえで代理であることを最初に伝えるのが基本です。
連絡先は、手続き完了の連絡や、当日に確認が必要になったときの折り返しに使われます。引っ越し直後に固定電話が使えなくなることを考えると、携帯番号を伝えておくのが安全です。メールアドレスを伝える場合は、キャリアメールの受信拒否設定にも気を配ってください。
解約希望日は「最後に電気を使う日」で決める
解約希望日、つまり電気の使用を停止する日は、自分で指定します。基本は引っ越し当日、荷物を運び出して部屋を出る日です。
ここで早めの日付を指定してしまうと、まだ荷造りが終わっていないのに照明もエアコンも使えない、という事態になります。逆に遅すぎる日付にすると、住んでいない期間の基本料金まで負担することになります。旧居の鍵を返す日を基準に考えると失敗が減ります。
賃貸物件の場合、退去立会いが引っ越し当日より後になることがあります。立会いのときに照明が必要かどうかを、管理会社や大家さんに先に確認しておくと、停止日を決めやすくなります。
失敗パターン②:契約プランを確認せずにかけて番号ごとやり直し
記事の冒頭で番号が2つあると書きましたが、実際に起きやすいのが、プランを確認しないまま片方にかけてしまうケースです。つながるまで待った末に「こちらは自由料金プランのお客さま向けの窓口です」と案内され、もう一方にかけ直すことになります。混雑する時間帯だと、待ち時間が二重にかかります。
原因は、自分の契約プラン名を把握していないことです。電気は毎月自動で使えてしまうため、契約内容を確認する機会がほとんどありません。10年近く同じ契約という人も珍しくないでしょう。
対策は、電話の前に検針票かくらしTEPCO webでプラン名を見ることです。「従量電灯」なら0120-995-001、「スタンダード」「プレミアム」「スマートライフ」「夜トク」なら0120-995-113。この確認は1分で終わります。
①契約者氏名 ②連絡先(携帯番号またはメールアドレス) ③電気を止める住所 ④解約希望日 ⑤お客さま番号(検針票に記載)。あわせて、契約プラン名と契約アンペア数、直近の電気代を検針票かくらしTEPCO webで見ておくと、乗り換え先の料金比較にもそのまま使えます。
電話より速いことも|Webで使用停止を申し込む手順と期限
実は、東京電力の解約手続きで電話が最短ルートになるとは限りません。公式サイトも、混雑時にはWeb手続きやチャットの利用を案内しています。ここではWebで進める場合の具体的な流れと、見落としやすい期限を押さえます。
くらしTEPCO webと引越し手続きページの2ルート
Webからの申し込みには2つの入口があります。ひとつは会員サイト「くらしTEPCO web」にログインして手続きする方法、もうひとつは公式サイトの「引越しのお手続き」ページから申し込む方法です。
くらしTEPCO webにログインしている場合は契約情報が紐づいているため、住所やお客さま番号の入力を省けます。会員登録していない場合でも、引越しのお手続きページから検針票を見ながら入力すれば申し込めます。ログインの手間と入力の手間、どちらを取るかの違いです。
- Step1: 検針票、またはくらしTEPCO webの契約情報確認画面を開いてお客さま番号を確認する
- Step2: 公式サイトの「引越しのお手続き」ページを開き、手続きの種類(停止のみ/停止と開始をまとめて)を選ぶ
- Step3: 契約者氏名・住所・連絡先・停止希望日を入力し、内容を確認して送信する
- Step4: 届いた完了メールのWeb受付番号を保存する(後から確認・変更・取消に使う)
申し込めるのは「当日から31日先まで」
Webで申し込める期間には決まりがあります。公式サイトには「お申込み内容により、当日から31日先までのお申込みを承っております」と記載されています。つまり、2か月先の引っ越しを今からWebで予約することはできません。
引っ越し日が1か月以上先に決まっている人は、日付が近づくのを待ってから申し込む形になります。「早めに済ませておこう」と思ってアクセスしても受け付けてもらえないので、カレンダーに申し込みの予定を入れておくとよいでしょう。
逆に、当日の申し込みが可能な場合もあります。ただし公式サイトには「当日、翌日など一部、お手続きできない場合があります」という注記もあります。ぎりぎりで動くと選べる日程が限られるため、余裕を持って申し込むに越したことはありません。
変更・取消は「1営業日前の午前12時まで」
Web申し込みの利点は、後から自分で直せることです。公式サイトによると、電気・ガスの停止・開通予定日の1営業日前(午前12時まで)であれば、申し込み内容の変更・取消ができます。
引っ越しの日程は、荷物の量や引っ越し業者の都合で前後することがあります。電話で申し込んだ場合は変更のたびに電話をかけ直す必要がありますが、Web申し込みならログインして日付を直すだけで済みます。他社と比較検討している段階でも、まず申し込んでおいて必要に応じて取り消す、という進め方ができます。
注意点は「1営業日前」という数え方です。土日祝は営業日に含まれないため、月曜が停止予定日なら、前日の日曜ではなく金曜の午前12時が期限になります。ここを勘違いすると、変更が間に合わなくなります。
電話でしか受け付けてもらえない2つのケース
Webが便利とはいえ、電話でなければ進まないケースも公式に示されています。公式サイトには「受付可能期間外のお客さま、引越し元の家屋解体を伴うお申込みのお客さまはカスタマーセンターへお電話ください」と案内されています。
ひとつめは、先ほどの31日先までという受付期間から外れる場合です。長期の海外赴任や、事情があって先の日付を指定したい場合が該当します。ふたつめは、引っ越し元の家を取り壊す場合です。解体工事では引込線の撤去など設備側の作業が絡むため、Webの定型フォームでは処理できません。
この2つに当てはまる人は、最初から電話一択です。時間帯を選んでかけましょう。逆に言えば、それ以外の一般的な引っ越しなら、Webで完結できる可能性が高いということでもあります。
引っ越しで止めるときの流れと当日の立会い
解約の電話をかける理由として最も多いのが引っ越しです。手続きのタイミングと当日の動きを、公式情報にそって確認しておきます。
いつまでに連絡するのが安全か
申し込みの目安は、引っ越し日の2週間~10日前です。停止希望日の7日前までに連絡しておくと安心とされています。引っ越し業者の手配や荷造りに追われる時期なので、日程が確定した時点で真っ先に済ませてしまうのがおすすめです。
早めに動くべき理由は、混雑だけではありません。停止の申し込みと同時に、新居での使用開始も申し込めるからです。まとめて手続きすれば、新居に着いたのに電気が使えないという事態を防げます。
特に3月下旬から4月上旬は要注意です。公式サイトにも「3月下旬から4月上旬は、引越し等に伴い大変多くのお申込みをいただきます」という案内があり、ガスの開閉栓については当日の作業状況によって指定の時間帯から前後する場合があるとされています。この時期に動く人は、時間に余裕を持った日程指定を心がけてください。
引っ越しにともなう手続きは電気だけではありません。J:COMなどのケーブルテレビやインターネットも、継続するのか解約するのかで動き方が変わります。

引っ越しが決まって、「今使っているJ:COMって、新しい家でもそのまま使えるのかな?」と気になっていませんか。せっかく設定に慣れたインターネットやテレビ、できれ…
電気の立会いは原則不要、ガスは別
「引っ越し当日、電気の担当者を待たないといけないのでは」と心配する人がいますが、電気については公式サイトが「原則お立会いが不要です」と明記しています。ただし「送電作業が必要な場合等お立会いをお願いすることがあります」という但し書きもあります。
一方、ガスは扱いが違います。ご使用開始の場合は立会いが必要で、東京電力から委託を受けた係員が訪問すると案内されています。電気とガスをまとめて契約している人は、この違いを押さえておかないと当日の予定が崩れます。
立会いが不要ということは、裏を返せば手続きをしていなくても気づかない、ということでもあります。誰も来ないまま引っ越し当日を迎え、後から「使用停止の申し込みがされていなかった」と分かるケースがあります。申し込み後に届く完了メールやWeb受付番号は、引っ越しが終わるまで消さずに残しておいてください。
停止日の指定を1日ずらすだけで請求が変わる
電気は停止日を指定して止めます。月の途中で解約する場合、最後の月の電気代は日割りで計算されます。使った分だけの精算になるため、必要以上に長く契約を残す意味はありません。
気をつけたいのは、退去後も数日分の契約を残してしまうパターンです。旧居の鍵を返すのが引っ越しの3日後だから、と長めに指定すると、その間の基本料金が発生します。逆に、退去立会いの日に照明が必要なのに前日で止めてしまうと、暗い部屋で確認することになります。
迷ったら、鍵を返す日を停止日にするのがバランスの良い落としどころです。荷物の運び出しと鍵の返却が同日なら、その日を指定すれば無駄がありません。
3月下旬から4月上旬は申し込みが集中し、ガスの開閉栓は当日の作業状況によって指定の時間帯から前後する場合があると公式に案内されています。電気は原則立会い不要ですが、ガスの使用開始は立会いが必要です。この時期に引っ越す人は、作業の時間帯に余裕を持たせて指定してください。
他社に乗り換えるなら解約の電話は不要|二重手続きに注意
ここが、この記事で最も伝えたいポイントです。引っ越しではなく「電力会社を変えるだけ」なら、東京電力に解約の電話をかける必要はありません。
実は、多くの人がかけなくていい電話をかけている
意外と知られていませんが、同じ住所のまま他社に切り替える場合、東京電力への解約申し込みは不要です。新しい電力会社に申し込むと、その会社が東京電力への解約手続きを代行します。利用者がやることは、新しい会社への申し込みだけです。
仕組みとしては、電力会社の切り替えは全国の送配電網を管理する仕組みの上で情報連携されており、新しい小売電気事業者が供給地点特定番号をもとに切り替えを申請します。だからこそ、利用者が両社に連絡する必要がありません。
それを知らずに東京電力へ電話してしまうと、混雑した窓口で待った末に「お手続きは不要です」と案内されることになります。時間の無駄なだけでなく、案内を取り違えて解約日を自分で指定してしまうと、切り替え日との間に空白ができるおそれもあります。
公式サイトの引越し手続きページでも、他社からTEPCOへ切り替える場合の説明として、他社の電気・ガスは自分で契約先の会社へ停止手続きをするよう案内されています。つまり「切り替え」と「引っ越しにともなう停止」は別物として扱われている、ということです。
切り替えが完了するまでの期間の目安
新しい電力会社に申し込んでから切り替えが完了するまでは、4日~1か月程度が目安です。スマートメーターが設置済みかどうか、検針日がいつかによって変わります。
この期間中は、これまでどおり東京電力から電気が供給されます。「切り替えの手続き中は電気が止まるのでは」と心配する必要はありません。工事も原則不要で、停電も発生しません。
注意点は、切り替え日が検針日を基準に決まることです。「来週から新料金にしたい」と思っても、次の検針日まで待つことになるのが一般的です。キャンペーンの適用条件に開始日が絡む場合は、申し込み前に新しい会社の案内を確認してください。
J:COM電力など提携サービスへ切り替える場合
ケーブルテレビやインターネットとセットで電気を契約するケースも増えています。J:COM電力のようなサービスに切り替える場合も、考え方は同じです。新しい契約先に申し込めば、東京電力側の解約は代行されます。
ただし、セット契約は「電気だけ」の話では終わりません。テレビ・ネット・電話とまとめている場合、電気の解約や切り替えが割引の適用条件に影響することがあります。切り替え前に、セット割の条件を契約先で確認しておくと安心です。

電気代の明細を見ていて「J:COM電力って、そういえば辞めるときどうなるんだっけ」と気になったまま、なんとなく先延ばしにしていませんか。電気は生活の土台なので、…
解約金と最後の電気代|請求はいつ来る?
手続きの見通しが立ったら、次に気になるのがお金の話です。解約時に費用がかかるのか、最後の請求はいつ届くのかを整理します。
ほとんどのプランで解約金はかかりません
東京電力の家庭向け料金プランは、ほとんどのプランで解約時の手数料や違約金がかかりません。従量電灯B・Cのような規制料金プランを使っている人は、解約金を心配する必要はほぼないと考えてよいでしょう。
これは電力自由化以降、乗り換えの障壁を下げる方向で制度が整備されてきたためです。携帯電話の契約のように「2年縛りで解除料が発生する」というイメージを持っている人は、電気については前提が違うと考えてください。
ただし例外があります。次に説明するプレミアムS/プレミアムL/プレミアムプランは、契約期間の縛りがあるタイプです。自分のプラン名を確認しないまま「電気に違約金はない」と決めつけると、想定外の請求につながります。
プレミアムS・Lは期中解約金がある
プレミアムS(1年契約)は契約満了日の2ヶ月以外での解約時に3,000円(税込)、プレミアムL(2年契約)は同じ条件で5,000円(税込)の解約金が設定されています。プレミアムプランも、契約期間内に解約すると期中解約金が発生します。
重要なのは免除条件です。引っ越しやプラン変更による解約では、期中解約金は発生しないとされています。つまり「引っ越しで東京電力エリアを離れる」「同じ東京電力の別プランに変える」といった理由なら、対象外になるということです。
他社に乗り換える場合は、契約満了月かどうかで扱いが変わります。自分の契約開始日と満了日を、くらしTEPCO webか契約書面で確認してから乗り換え時期を決めると、余計な出費を避けられます。プランの内容や解約条件は改定されることがあるため、最終的な金額は手続き時に確認してください。
引っ越しで住所が変わる場合、自分で使用停止を申し込まない限り契約は残り続けます。誰も住んでいない部屋の基本料金を払い続けることになり、次の入居者の契約とも重なりかねません。「立会いが不要=手続きも不要」ではない点に注意してください。
最後の電気代は日割り、請求時期は支払い方法で変わる
月の途中で解約した場合、最後の月の電気代は日割りで計算されます。最後の検針日から停止日までの使用分が精算対象です。
請求のタイミングは支払い方法によって異なります。口座振替は解約後10~15日程度で引き落とし、クレジットカードは約10日で請求、請求書払いは約7日~10日で請求書が届く、というのが目安です。引っ越し後に旧住所へ請求書が届くと受け取れないため、郵送での支払いを続けている人は送付先の変更を忘れないようにしてください。
| 手続き方法 | 受付時間 | 申し込める期間 | 後から変更・取消 |
|---|---|---|---|
| 電話 | 月~土 9時~17時(休祝日・年末年始除く) | 受付期間外・家屋解体も相談可 | かけ直しが必要 |
| Web(引越しのお手続き) | 24時間 | 当日から31日先まで | 予定日の1営業日前の午前12時まで |
| くらしTEPCO web | 24時間 | 当日から31日先まで | 予定日の1営業日前の午前12時まで |
| 他社への乗り換え | 新しい電力会社の受付時間 | 制限なし(切替完了は4日~1か月程度) | 新しい電力会社に相談 |
※ジェイコムまるわかりガイド調べ。公式サイトの記載内容をもとに手続き方法ごとに整理したものです(出典:東京電力エナジーパートナー「引越しのお手続き」)。
タイプ別・あなたはどの方法を選ぶべきか
平日の日中に電話できる人で、契約状況が複雑(名義が家族、家屋を解体する、受付期間外の日付を指定したい)な場合は、電話が向いています。オペレーターに個別事情を説明できるからです。
仕事や育児で日中に電話できない人、引っ越し日がまだ動く可能性がある人は、Web手続きが合っています。24時間申し込めて、予定日の1営業日前の午前12時までなら自分で変更・取消ができるためです。
住所が変わらず電力会社だけ変える人は、そもそも東京電力への連絡が不要です。新しい会社に申し込むだけで完結します。電気とネットをまとめて見直したい人は、電気側の料金だけでなくセット割の条件まで含めて比較すると判断しやすくなります。

検索窓に「jcom 電気」と打ち込んだとき、頭の中にあるのはたぶん「J:COMって電気も売ってるの?」か「うちの電気、いつのまにかJ:COMになってるけど大丈夫…
まとめ:番号を選ぶ前に、電話が必要かどうかを確認する
東京電力の解約手続きでつまずく人の多くは、番号選びではなく「自分の状況に必要な手続きは何か」の整理でつまずいています。住所が変わらない乗り換えなら新しい電力会社に申し込むだけ、引っ越しなら使用停止の申し込みが必要、という切り分けが最初の一歩です。そのうえで、平日の日中に電話できるならプラン別の番号へ、時間が取れないならWebへ進んでください。今日できることは、検針票かくらしTEPCO webを開いて、プラン名とお客さま番号をメモしておくことです。
なお、電話番号・受付時間・料金プランの解約条件は改定されることがあります。手続きの直前に東京電力エナジーパートナーの公式サイトで最新情報をご確認ください。

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